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　「マジェイアのカフェ」を開いて、2000年７月11日で丸３年が過ぎた。「カフェ」という名前をつけたのは、私自身がいつも行きつけのカフェで本を読んだり、何かを考えたりするような気分で、同じことをネット上でもやってみたかったからだ。

　「魔法都市案内」はマジック関係の知識を整理しておくとともに、自分自身の備忘録のつもりであった。同時に、これからマジックをはじめる方にとって、何かのお役に立てたらという思いもあった。「煩悩即涅槃」は私自身の心の軌跡を記録しておきたいという思いからであった。

　記録するだけならネットで公開することもないのだが、ひょっとすると、一人でも2人でも、共感してくださる方がいてくださったら、それはそれでうれしいことだと思っていた。どれだけの訪問者があるのか、まったく想像もできなかったが、訪問者の数は問題ではなかった。そのため、訪問者を数えるカウンターや掲示板もあえてつけなかった。反響はいただくメールだけが頼りであった。

　今年の５月には、東京である会の集まりがあった。そのとき、数十名の方とお目にかかった。その中には何度かメールの交換をさせていただいた方もいたが、これまで一度もメールをいただいたことのない方、それも大勢の方からご挨拶された。こんなに多くの方に来て頂いているのかと思うと、あらためて驚いた。

　きわめて個人的な事情で始めたサイトであるにもかかわらず、予想外に大勢の人が来てくださっている。半年目くらいからメールの数が増えはじめ、この１，２年は年間は年に数千通のメールを戴くまでになっている。そして気がついたら３年が過ぎていた。どこまで続けられるかわからないが、何か書きたいと思うものがある限り、自分のペースを守りながら続けていきたいと思っている。皆さまにはあらためて、あつくお礼申し上げたい。

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