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　お盆が終わって数日過ぎた頃、京都の日本海側、天橋立に海水浴に行って来ました。

　泳ぐには時期がずれていたせいか、ずいぶん空いていました。海水浴の話はともかく、天橋立と言えば日本三景の一つですから、まあ、それなりにきれいな海岸です。海岸沿いの道も建設省が選定した「日本の道　100選」に入っています。ところが、そこで見かけた「道」と刻まれた掲示板を見ていると、なんだか見覚えがあるのです。どこで見たのだろうと思っていたら、なんと、うちの近所の道にも同じ掲示板があったのを思い出しました。帰ってから確認してみると、やはり近所の道も「日本の道　100選」に選ばれていたのです。これまで全然知らなかった。確認しても間違いなく10年ほど前に建設省が選んだ「100選」に入っています。それにしても、日本三景のひとつと、兵庫県尼崎市にあるうちの近所の道が同じように選ばれていたなんて、思いも寄らないことでした。

　この道は家から歩いて10分程度なので、普段、犬の散歩コースに利用しています。市役所の南側が整備されただけの道で、生まれてからずっとここに住んでいる私としてはまったく信じられません。「橘通り」という名前がついていたことさえ今まで知らなかったくらいです。おそらく、「100選」に選定されたときにつけたのではないかと思います。私なんか昔からずっと、「市役所の南側の道」で済ませていました。

　きれいな道だとは思っていましたが、しかしどう考えてもこれが「日本の道100選」に選ばれていることが腑に落ちません。長さにしても市役所の南側の一角、数百メートル程度です。

　兵庫県では姫路にある道がもうひとつ選ばれていますが、芦屋や神戸周辺にはもっときれいでお洒落な道がいくらでもあるのに、何でわざわざこんな道を選んだのでしょうね。いえ、別にこの道に不満があるわけではありませんが、あまりの唐突さに、驚きを通り越して笑ってしまいました。

　

　

市役所の隣には市営の野球場を含んだ公園もあり、近所の人達が朝夕の散歩や、ジョギング、ウォーキングによく利用しています。

通いなれた、犬の散歩コースが「100選の道」だとわかった途端、突然ありがたみが増すのですから、私もつくづく単純です。（笑）　

以上、ご近所レポートでした。

「日本の道　１００選」一覧表

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