AT THE CARD TABLE

 

カード・マジックの

専門用語集

 

1999/12/6(追加更新)


カードマジックに頻出するテクニカル・ターム(専門用語)は、全部紹介しようとすると優に数百はあります。将来は、ある程度まとまった「用語集」になるようにしようと思っていますが、当面は必須の用語と、ここで紹介する技法に関したことで、ぜひ知っておいていただきたいものを中心に紹介します。順次、増やして行きます。


1.「カード」

「トランプ」のことを英語では"Playing Cards"と言います。日本でも、マジックをやっている人同士が話すときは、「トランプ」という言葉はほとんど使いません。大抵、みんな「カード」で通しています。ここでもトランプのことを「カード」と呼ぶことにします。

2.「デック」"Deck"

一組のカード全体のことを「デック」と言います。一組のカードから、数枚のカードが抜けたようなものも「デック」と呼ぶことがあります。

3.「表」"Face"と「裏」"Back"

カードの「表」と「裏」はわかりますか?「ハートの7」などのように、スーツ(ダイヤ、クラブ、ハート、スペードのマークのこと)や数字が印刷されている面が「表」です。「裏」は、すべてが同じデザインになっている面です。

4.「トップ」"Top"と「ボトム」"Bottom"

「トップ・カード」と言えば、裏向きにデックを持っているとき、一番上にあるカードのことです。「ボトム・カード」は一番下のカードです。

表向きに持っているとき、「トップ・カード」と言えば、一番下のものを指す場合と、一番上のものを指す場合があり、統一されていません。裏向きで持っているときは、先のようになります。

5.「インデックス」"Index"

カードの表には、左上隅と右下隅に、「ハートの7」のように、小さくスーツと数字が印刷されています。この部分のことをインデックスと言います。

6.「シャッフル」"Shuffle"

カードを「切る」ことです。

7.「リフル・シャッフル」"Riffle Shuffle"

カードをふたつに分けて、左右からパラパラと弾きながら、カードを混ぜ合わせる切り方。よく混ざるので、ラスベガスなど、ギャンブル場では大抵この切り方で行われています。

8.「パケット」"Packet"

数枚から数十枚でできているカードの山。

9.「カット」"Cut"

デックの上下を入れ替える操作です。手に持ったまま行う場合と、テーブルの上で行う場合があります。

10.「右回り」

丸いテーブルに数名が座っているとして、「右回りにカードを配る」と言われたら、あなたは自分の右隣の人から配って行くでしょうか、それとも左隣の人へ配って行くでしょうか。

この「右回り」と言う言葉はよく誤解されます。実際には、「右回り」と言えば、「時計回り」のことです。つまり、もしあなたがカードを配ることになったときは、自分の左側にいる人から配り始め、順に時計の針の進む方向に配って行きます。自分は一番最後になるようにします。一人に数枚のカードを配るときは、さらに配って行きます。何度か「時計回り」に配ることで、各人に必要な枚数が行き渡るようにします。 カードゲームでは、特殊な例外を除いて、「時計回り」に配るのが一般的なルールです。


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