2004年 元旦
2004年1月3日 画像更新
あけましておめでとうございます。
昨年は公私ともに大激変があり、H.P.の更新も月に一度くらいしかできませんでした。1997年に「魔法都市案内」を開設してから、毎月欠かさず続けていた「魔法都市日記」の更新までできなくなってしまったのは私自身大変残念に思っています。これはまとまった時間を取りにくくなったため、ゆっくり日記を書いている時間がないというのが最大の理由ですが、同時に、月に数度は出かけていた各種イベント類に、ほとんど行けなくなってしまったせいもあります。マジック関係のショーやレクチャーにいたっては皆無です。年末に2003年を総括した日記でも書こうかと思いましたが、イベント類にはほとんど行っていないため、魔法都市日記に載せられそうなことは書けそうにありません。
マジックを見る機会はすっかり減ってしまったのですが、逆に見せる機会はむしろ増えています。といっても私が演じるのはクロース・アップ・マジックが大半のため、先日のクリスマスのときは普段はめったにやらない道具類を引っ張り出してきて、家でやってみました。テーブルの上にキャンドルが大小取り混ぜて数本立っていましたので、ついキャンドルネタをやりたくなったのです。「キャンドルライト・シルク」や「ヴァニッシング・キャンドル」など火を使うものを2、3種類、こっそり準備しておきました。
食事が終わった頃にはシャンパンやワインを少々飲み過ぎていたせいか、ひとつ目のマジックでは、いきなり失敗しました。着ていた起毛の綿のシャツに火が移り、一部チリチリと燃えたのです(汗)。
ふたつ目は、これまでにも何度もやっているフラッシュ・スレッドを使ったトリックです。長さ30センチほどの紐に火をつけると一瞬にして燃えあがり、赤いシルクになる例のトリックです。これがどういうわけか右手の薬指に巻き付いて、指輪の跡のような焦げ目がついてしまいました。終わってからすぐに台所に行き、冷凍庫から氷を出して冷やしたのがよかったのか、今でも跡は残っていますが痛みはありません。
教訓:久しぶりに演じるトリックは一度くらいリハーサルをすること。特に火を使うものをぶっつけ本番で演じるのは危険!
仕事関係ではこれまで中学、高校生を専門に教えていましたが、知り合いから中学受験の小学生を頼まれたのが切っ掛けで、いっぺんに数名も増えてしまいました。昨年の夏には京大理学部の大学院を受ける生徒の受験指導もしていたため、小学校の4年生から大学4年生まで教えることになり、しばらくてんやわんやの日々でした。院試対策は別にしても、中学受験は研究してみると、おもしろいですね。大手の進学塾では今のシーズン、一日10時間も生徒を缶詰にしてやっていますが、こんなに詰め込む必要はありません。学習範囲は広いのですが、大学受験と比べれば大変浅いため、ポイントさえ押さえれば意外なくらい簡単に成績を伸ばすことができます。
今年は遠方の生徒のために通信教育のシステムを確立することと、ラテン語を勉強したいという目標があります。ラテン語はまったく趣味の世界です。それとH.P.の中に受験関係のコンテンツをひとつ追加するつもりにしています。
最後に、マジックに関して一言。
テレビというメディアはマジックとは相性がよくないと昔から思っていましたが、それにインターネットが加わることで、いっそう拍車が掛かってきたように感じます。マジックという芸は意外性が売り物であるため、それが日常、どこででも見られるようになってしまっては詰まらないと思うのですが、みなさんはどうなのでしょう。
昨年開催されたFISM2003がNHKで放送されていました。あれなど1週間ほどかけて演じられた数多くのマジックの中から、賞を取ったものや、招待されたすぐれたマジシャンの演技を集めて1時間半ほどに圧縮してあるのに、この1時間半を長く感じてしまうのですから、とてもこの種のコンベンションには行けないと思いました。
あと、うちの犬、チャッピーも13歳になりました。これまでに3回ほど大きな手術もしていますが、マイペースで暮らしているせいか元気です。これは昨年の夏頃撮った写真です。
下の3枚は先日のクリスマスのとき、子供達にセーターを着せられたり、バニーやサンタ等の格好をさせられたりしたときのものです。
いろいろとポーズをとらされても別段嫌がりもせず、モデルになるのもまんざらでもなさそうなようすでした。
ということで、おかげさまで家族一同、今年も元気に新年を迎えることができました。
取り留めのない話になりましたが、近況報告を兼ねて、新年の御挨拶にかえさせていただきます。
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