筑摩書房から出ていました松田道弘さんの『遊びの冒険シリーズ』全５巻の復刊が決定しました。現在、申し込み受付中です。
今回の出版社はブッキングです。
2年ほど前にこの本を「魔法都市案内」で紹介したところ、筑摩書房の在庫があっと言う間になくなってしまったそうです。多くの方から、何とかして手に入れたいというメールをいただきましたので、私も復刊して欲しいと思っていました。そのようなときに、大阪在住のモートさんが「復刊ドットコム」という、書籍を復刊してくれるサイトを見つけ、リクエストしていただけました。私も応援のメッセージなどを書きましたら、予想外に反響があり、このたびめでたく全５巻の復刊が決まりました。11月上旬から購入者には発送されるそうです。モートさんはじめ、応援してくださった皆様にはあつくお礼申し上げます。
オリジナルとの違いは、表紙がハードカバーからソフトカバーになったこと。それと筑摩から出ていたときは全５巻で約１万円であったものが、今回は１万９千円と、少し高くなっています。これは正直、残念です。それと分冊での販売はできないため、すでに何冊か持っている方はつらいかも知れません。
いくつか不満はありますが、まあ超過分が9,000円程度のことであれば、つまらないネタを買ってもすぐに２，３万円はしますので、そのことを思えば許せる範囲でしょう。実際この本を手に入れるために、日本中の大手書店に電話をして探した人や、日曜になると古本屋巡りをして、半年ほどの間にのべ数百軒ほどまわって、やっと購入した人など、本当に欲しい人はみなさん涙ぐましい苦労をしています。
この機会を逃すと二度と買えないと思いますので、持っていない方は、何とかして買っておくことをお薦めします。今はマジックがちょっとしたブームになっていますので、数年後には数倍の値段がついているかも知れません。現実に、1992年に社会思想社から出ました『夢のクロースアップ・マジック劇場』（編集 松田道弘：著者 高木重朗、泡坂妻夫、赤松洋一、六人部慶彦、根尾昌志、松田道弘、三輪晴彦）も現在手に入りません。これは定価2,913円ですが、つい先日、インターネット上の某オークションで30,000円で取り引きされていたそうです。10倍の値段がついています。
一冊も持っていない方はぜひすべて揃えてください。バラで何冊か持っている人は、一部ダブるかも知れませんが、このようなものは投資だと思って買っておいて損はありません。実際、この５巻に紹介されているマジックを洋書から拾い出そうとすれば、普通の家なら２，３軒は買えるくらいの金額を出さないと無理です。いくらお金を積んでも入手できない本もあります。
今回は限定発売です。今日(2001年10月24日）の時点で、すでに残りはあと230セットほどになっています。売り切れると終わりですので、欲しい方は早く申し込んでください。
最後になりましたが、ご尽力いただいた復刊ドットコムやブッキングのみなさんにはあつくお礼申し上げます。著者の松田さんも喜んでおられました。
現在、下記サイトからオンラインで購入可能です。
追加情報（2001/11/26)：今回復刊されました分はすでにすべて売り切れました。ごく一部、キャンセルなどで在庫がある可能性もありますので、以下のサイトを参照してください。
「復刊ドットコム」へジャンプ。
下にある『遊びの冒険シリーズ』を申し込むページにも直接入ることもできますが、先にここで登録を済ませておかないと購入はできません。
『遊びの冒険シリーズ』を申し込むコーナーへジャンプ。
今回の発行元、「ブッキング」のサイトです。
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