製品名 | ブッダペーパーミステリー |
価 格 | 800円 |
考案者 | 不明 |
発売元 |
テンヨー |
分 類 | 紙、変化 |
2001年6月28日
最初に テンヨーの売り場で、専従のディーラーがいるところで発売されているディーラー・オリジナル商品のひとつです。2001年のカタログに載っていました。 現象 一見すると封筒のように見える、紙を四つ折りにした包みがあります。糊付けされていませんので、完全に開くことができます。一番外側の包みを開くと、中から色の違う紙包みが出てきます。順に開いていくと、全部で四つの紙包みが現れます。 一番中にあった紙包みに10円玉を入れて包みます。先ほどと逆に、包みを順に閉じてゆき、全部をひとつの包みの中に入れてしまったら、おまじないをかけます。外側の紙包みから開いて行き、一番中にあった包みを開けると、10円玉が100円玉に変わっていたり、消えていたりします。 コメント ざっと以上が昔からある現象です。これだけであれば、マニアはまずやってみたいとは思わないでしょう。コインを変化させるだけであれば、なにもこのような面倒なものを使わなくても方法は数多くあるのですから。 このマジックはいつ考案されたものかわからないくらい昔からあります。海外でも昔から初心者用のマジックとして紹介されていました。テンヨーでこれが単独で販売されるのは今回がはじめてだと思うのですが、以前、「世界のマジック」というセットには入っていたはずです。それは持っていませんので、当時の解説書がどのようなものであったのか知りませんが、今回、下村知行氏が書いておられる解説書は大変すばらしいものです。昔からある、初心者用のマジックがみごとに蘇りました。マニアでもやってみたいものがいくつかあります。 2、3、例をあげると、「ヒーリング」と題した作品は、中国の「超能力少女」がやっていたものと同じようなことができます。 一枚の葉っぱを細かくちぎります。破片のひとつを観客にもってもらい、残りを先ほどの紙で四重に包みます。「念」を送ってから、紙を開いていくと、一箇所をのぞいて、葉っぱがつながっています。観客に持ってもらっている破片を合わせると、完全に一致します。 他のものでは、メモ用紙にたまごの絵を描くと、それが目玉焼きの絵になっている「たまご」も好きです。 このマジックは紙があれば自作もできますが、厚みがある程度あったほうがよいため、そのあたりも考慮すると、買った方が安いでしょう。とても丈夫そうな紙でできています。 梅田の阪急百貨店で、清水さんから見せてもらったときは、引っかかりました。どこかにネタはあるのですが、紙包みの裏側も見せられますので、私のようにボーッと見ている人間はどこですり替わったのか気がつきませんでした。ちょっとしたことですが、心理的に最も油断しそうなところで、秘密の動作が行われます。 このあたりの基本動作も、きちんと解説されています。 魔法都市の住人 マジェイア |