製品名 | Acrobatic
Matches アクロバティック・マッチ |
原案者 |
John Kennedy |
発売元 |
John Kennedy |
価 格 | $15.00 |
分 類 | クロースアップ、マッチ |
最初に
即席マジックとしてよく使われるものにマッチがあります。喫茶店などで、いきなりカードやコインを出すのは相当なストレスがありますが、マッチやタバコ、紙ナプキンなど使い、不思議な現象が見せられたら、マジックの導入としてはこれ以上のものはないでしょう。
マッチをつかったマジックにも、何点かおもしろいものがありますので、順次紹介します。
現象
マッチ箱を観客に見せます。箱の表面にはお城のような絵が描いてあります。これはハリウッドにあるマジック・キャッスルです。ここはナイトクラブになっており、数多くのマジシャンが常時います。クロース・アップ・マジックからパーラーまで、マジックの実演を見ながらお酒を飲んだり食事ができます。
このマッチはそこでもらってきたものですが、不思議なことができます。
箱を閉じて、手のひらの上に置くと、箱が回転したり、立ち上がったりします。中を見せても、ただマッチ棒が入っているだけです。もう一度箱を閉じて、手の上に置くと、中箱が自動的にせり出してきます。さらに1本のマッチ棒が起きあがり、写真のように外箱の上にまっすぐ立ちます。
このマッチでタバコに火をつけることもできます。
コメント
今回紹介しましたものは1990年代のはじめくらいに、ジョン・ケネディが売り出したものです。箱が手のひらの上で動いたり、中箱が出てくる現象は昔からありますが、最後にマッチ棒が立ち上がる部分がケネディのアイディアです。
基本的な原理は『クロースアップ・マジック事典』(東京堂出版 松田道弘著 2,816円)にも解説されていますので、それでもほぼおなじことができます。