Candlelight Silk
製品名 |
ニュー・キャンドルライト・シルク |
価 格 | 25,000円 |
発売元 |
The Magic Hands(ドイツ) |
購入先 | UGM |
分 類 | パーラー、キャンドル、・シルク |
1999年2月16日
最初に 消えたシルクが再びどこか別の場所から現れるものとしては、「20世紀シルク」と呼ばれているものが最もよく知られているでしょう。 「20世紀シルク」の基本的な現象は、2枚の白いシルクを結び、結び目を透明なグラスの中に入れ、シルクの両端はグラスから垂れています。 赤いシルクを一枚取り出し、それを手の中に入れます。手を開くとシルクは消えています。テーブルの上の白いシルクの一端を引っ張ると、白いシルクの間に赤いシルクが結ばれ、3枚がつながった状態で出現します。 これは技術的にも大変易しくできるので、マジックを始めたばかりの頃、多くの人が一度はやったことがあるはずです。実際にやったかどうかは別にしても、購入して持っている人は相当数いると思います。 よく知られているマジックなのですが、どうも出現の瞬間が今ひとつ、不思議さに欠けます。そのため、マニアでこれを普段からレパートリーに入れている人はほとんどいないのが実状でしょう。 今回、紹介するネタは、出現の瞬間がビジュアルなので、気に入っています。 現象 助手にキャンドルスタンドにキャンドルを立てたものを持ってもらいます。この助手というのは、観客ではなく、本物の助手です。キャンドルに火をつけた状態で持ってもらってもかまいません。上の写真ではキャンドルにシルクが巻きついていますが、実際にはシルクはありません。キャンドルスタンドとキャンドルだけです。 マジシャンは赤いシルクを一枚取り出し、それをピストルで撃ちます。すると、赤いシルクは消えると同時に助手の持っているキャンドルに、写真のような状態で結ばれて出現します。 コメント これにはシルクを消すピストルはついていません。何らかの方法でシルクを消せばよいので、必ずしもピストルは必要ではありませんが、あれば最も鮮やかな消失と出現であることは間違いありません。 ピストルの代用としては、フラッシュペーパで封筒を作り、そこにシルクを入れ、火をつけると一瞬にして封筒もシルクも燃えて、空中に消してしまってもよいでしょう。 このネタは、出現の瞬間が鮮やかなので、知らない間にキャンドルに結ばれていたというより、突然、キャンドルに出現させたいのであれば、その瞬間を注目させておく必要があります。ピストルの発射音とともに出現させるのが、音や光が多少、ミスディレクションにもなり好都合です。 このネタは、某有名プロマジシャンも、ホテルでのディナーショーによく使用しているそうです。なかなか鮮やかな現象だと思います。
魔法都市の住人 マジェイア |