Chinese Paper Mystery
製品名 |
チャイニーズ・ペーパー・ミステリー |
価 格 | 800円 |
発売元 |
テンヨー |
製造元 | ユーデーズマジックワールド |
分 類 | パーラー、紙、復活 |
1999年3月11日
最初に
テンヨーから、「ディーラー・オリジナル商品」(限定商品)としてつい最近、発売されたものです。(1999年3月)デパートなどのマジックコーナーで、売場にテンヨーの専属ディーラーがいるところで発売されています。
「限定商品」ですので、短期間だけの発売になるかも知れませんが、これはスタンダードとして永く残してもよいマジックです。また、マジックをこれから始めたいと思っている方や、まったくの初心者でもすぐにできますから、そのような方にもお薦めします。
現象
怪しげな中国風の文字の書いてある、長さが25センチ、幅5センチ程度の薄い紙があります。
両手にはこの紙以外、何も持っていないことをよく見せた後、真ん中から二つに破ります。もう一度破り、4枚の小さな紙にします。それを重ねたまま折りたたんで行き、おまじないを掛けてからゆっくりとひろげて行くと、元の紙に復元されています。両手には、何も隠したりしていません。
コメント
『ターベル・コース』(テンヨーから全8巻が発売)の第1巻にも解説されているマジックです。大抵のマニアは、このタネ自体はよく知っているはずです。しかし、これを実際にやったことのある人はほとんどいないでしょう。簡単すぎて、今ひとつやる気にならないのでしょうが、実際にやってみると、大変すぐれたマジックであることがわかります。
まだやったことがないのなら、ぜひ一度、一般の人の前でやってみてください。予想外に観客の反応がよいのでマジシャンのほうが驚きます。演技の前後に、手の中に何かを隠したりする必要もないので、公明正大に見せることができます。まったく技術不要です。
お札やトランプを破るのには少々抵抗がある人でも、これだと、ただの薄い紙にしか見えませんので、破っても抵抗ありません。観客に対しても余計なストレスを与えずに済みます。
これは消耗品ですが、20回分が入って、800円と大変安いので、作るより買ったほうが手軽です。なくなれば、適当な紙を切って、簡単に自作もできます。たいしてかさばらないので、鞄か財布の中にワンセット入れておくだけでも重宝しそうです。
★私は見ていないのですが、デビッド・カッパーフィールドが昔、テレビの番組の中でもこれを演じたそうです。それだけでも、このトリックの優秀さがわかるでしょう。
★アメリカ人が漢字のようなものを書くと、何でこんな妙なものを作るのでしょうね。(笑)日本人が見ると、一目で漢字でないことがわかってしまいます。で、私は、「梵字(ぼんじ)で書かれた不思議なおふだです」と言って、適当にごまかしています。
魔法都市の住人 マジェイア