製品名 |
The Fruiterer フルータラ(果物商人) |
価 格 | $80.00 |
原案者 |
Mago Anton |
購入先 | Stevens Magic Emporium |
分 類 | パーラー、果物、スケッチブック |
1999年1月24日 (追加更新1999年2月10日)
最初に 原理自体は昔からよくあるものです。それにスペインのマジシャン、マーゴ・アントンが一風変わった演出を付け加えて売り出しました。 現象 スパイラルバインディングのスケッチブックがあります。各ページはリンゴ、バナナ、グレープ、トマト、オレンジ等、果物の絵が描いてあります。一つのページはひとつの果物です。 マジシャンは絵をパラパラと弾いて行き、観客にストップと言ってもらうか、観客自身に適当なページを開けてもらいます。仮にそのページ描かれている絵がリンゴであったとします。リンゴの描かれたページをスケッチブックから破り取ります。 破り離した、リンゴの絵が描いてあるページで筒を作ると、中から突然、本物のリンゴが1個出てきます。筒を広げると、描かれてあったリンゴの絵は消え、葉っぱと枝が残っています。 コメント 英語の解説書を書くのが面倒なためか、説明文はほとんどありません。連続写真で理解させるようになっています。見れば確かにわかるのですが、それでもよくわからないところがあります。 さらに、これは一種の消耗品ですので、そのあたりのこともよくわかりません。2,3回は問題なく出来るでしょうが、それ以上になるとスケッチブックのページが減ってきますから、少々問題があります。テープか何かで張り付けて使えと言うことでしょうか。 現象としては悪くはないと思うのですが、その辺りのことに関して何も説明がないのが不満です。 それに値段も80ドルは高すぎます。30ドル程度でもよいくらいです。 重要な追加更新(1999年2月10日): これを購入されたYさんから、本日メールをいただきました。私はスティーブンスから購入したのですが、大阪の「ミスター・マジシャン」でもこれは販売しています。Yさんはそちらで購入されたようです。 で、メールで重要なことを教えていただきました。 なんと、これは消耗品ではなく繰り返し使えるのです。一見すると一般的なスケッチブックと同じで、紙は螺旋状の針金で止めてあり、そこを破って切り取るようになっています。 ところがよく見ると、ネタの部分は紙ではなく、プラスチックになっており、破ったように見えても、また差し込めば、何度も使えるようになっていました。 オリジナルの解説書はひどくて、この部分に気がつきませんでした。よく見ると、確かに"The selected papersheet returns to its place once the effect is made."と小さく入っています。こんな重要なことは、もっとわかるように、はっきり書いておいてくれないと困ります。だいいちあの部分がプラスチックになっているなんて一言も書いてないので、「戻す」と言われても、破った紙を戻したところでどうなるのだろうと思ってしまいました。それで気づかなかったのです。 最初は頭に来て、よほど今年の「ボツネタ大賞」の候補にしようかと思ったくらいです。でもこれで使えることがわかりました。現象自体は決して悪くありません。実際、Yさんがやってみたところ、結構ウケたそうです。私もさっそくやってみます。 それにしても重要なことをお知らせいただき、ありがとうございました。
魔法都市の住人 マジェイア |