最初に

奈良在住で、数点のオリジナルマジックを発売されている山下裕司さんの作品です。

これが実際に発売されたのは６，７年くらい前だと思います。購入したけれど、解説書を読んだだけではたいしてやってみたいマジックと思えなかったのですが、つい先日、ＵＧＭから発売されたばかりのビデオ、『山下裕司の幻想のバラ』を見ましたら、これが思っていた以上にビジュアルで、きれいなマジックなので驚きました。

現象

マジシャンは手に一本のバラの花を持っています。長さ30センチくらいの茎には、赤いバラが一輪ついています。それをよく見せた後、一振りすると、バラの花が赤いシルクになり、茎の先からシルクが垂れ下がります。（45センチのシルク）

そのシルクを茎から取り除き、茎だけになった先にシルクを一振りすると、また赤いバラ復活しています。

赤いバラをシルクで軽くなでると、真っ白なバラに変わります。

コメント

このようなビジュアルなマジックは、実際の演技を見ないことにはわからないものです。解説書だけでは重要な動きや、最初のセットの仕方が面倒なように思えたのですが、ビデオで解説を聞くと、１分足らずで準備できます。

また赤いバラが白いバラに変わるところも、解説書ではどうにも不自然な動きに思えたのですが、今回のビデオでは、その辺りの説明も的確にされていましたので、よくわかりました。

すでに持っている方は、このビデオだけでもＵＧＭから購入できますので、ぜひお買いになることを薦めます。見るとやってみたくなるマジックです。

マジックのオープニングにも手軽にできますから、ちょっとしたパーティなどに最適でしょう。

なお、ビデオはＵＧＭに直接申し込んでください。 『山下裕司の幻想のバラビデオ』（2,000円：ＵＧＭの会員は1,000円で購入できます）

最後に一言

私が『幻想のバラ』を購入したのは、これが売り出されてすぐの頃ですから、もう６，７年前になります。それ以来、一度も実際に使ったことはなく、今回久しぶりに引っぱり出してきましたら、ネタの一部が劣化していました。これはある程度仕方のないことです。自分で取り替えることもできるのですが、少々面倒です。新規に買っても4,000円ですから、これで数年使えると思えば安いものでしょう。