最初に

購入したのは３年ほど前です。イタリアのダンテの製品ということで、ためにしに取り寄せてみました。実際に購入したのはハンク・リーの店からです。

現象

E.S.P.カード（丸、十字、波、四角、星の描かれた、超能力をテストするためのカード）から１枚選んでもらい，覚えてもらったら返してもらいます。

ここで、メモ帳のような、白い紙が束になったパッドを見せます。そして、羽ペンを取り出し、このペンをパッドの上にまっすぐ立てると，どういうわけかペンがメモ帳の表面に立ちます。マジシャンはペンにもメモ帳に触れていません。じっと見ていると、ペンがひとりでに動きだし、何か図形を勝手に描いています。

止まったらペンを取り除き、紙をちぎって見せると、観客の覚えたE.S.P.カードの絵が描かれています。

コメント

DANTEの製品ということですが、アメリカではCollectors work Shopが販売をしているのでしょうか。解説書の一部に、Collectors Work Shopのロゴが入っています。

これと似たものでは、Collectors Wrok Shopの製品では「クロック・オブ・サンマルコ」があり、メカの基本的な原理はほとんど同じです。

原理は同じなのですが、見た目には写真のようなグリーンの羽ペンがパッドの上にペンが立っているところは，ディスプレイとしてはきれいです。長らく実演することもなく、本棚の上に置いていたのですが、先日、はじめてやってみました。目の前に置いて出来ないのが難点ですが、本棚の上に置いたまま観客に注目してもらうと、ペンが自動的に動き出し、絵を描いてくれますから、それなりに驚いてくれました。

私はよく知らないのですが、DANTEというのはヨーロッパでは相当に有名なマジックショップのようです。ステージのネタが中心だと聞いていましたが、これまで実際にDANTEの製品を購入したことはありません。 昔ローマに行ったとき、一度寄ってみようと思い、場所を探したのですが見つけられませんでした。

魔法都市の住人　マジェイア