製品情報

製品名

インターセッサー・ギミックIntercessor Gimmick

購入先 ミスター・マジシャン
原案者 ゲイタン・ブルーム
価 格 4,900円
分 類 クロースアップ、カード

Intersessor Gimmick

1999年7月8日


最初に

これは根本さん(ミスター・マジシャン)のところのカタログ(99年6月版)に載っていました。先日何点か注文するとき、これはパスしたのです。現象を読んで、ドイツのメンタリスト、テッド・レスリーが1,2年前に発売したものと原理は同じだと思ったからです。レスリーのはお札を使うようになっているのがこれとの決定的な差ですが、同じ原理であることはわかったので、あらためて購入することもないと思い、見送っていました。

根本さんと電話で話したとき、レスリーのはご存じなかったのですが、どういうわけか、根本さんはこのインターセッサー・ギミックがひどく気に入っておられました。しかし、同じようなネタばかり購入しても仕方がないと思い、放っておいたら、プレゼントするからとにかく一度試してみて欲しいと言われ、送ってきてくださったのです。で、実際に使ってみたら、こっちのほうが断然使いやすいのです。(笑)値段もレスリーのは、110ドルでしたから半額以下です。プレゼントしていただいたから宣伝するわけではありませんが、ここ10年くらいの間に発売されたギミックとしては、一番使えるかも知れません。

現象

色々なことができますが、たとえば次のようなこともできます。

テーブルの上にはレモンが数個かごに入って置いてあります。

観客にトランプを一枚引いてもらい、覚えてもらったら上の写真のようにコーナーを少しちぎります。もし望むなら、破る前に、コーナーの辺りに、イニシャルでも、簡単な記号、丸かバツでも描いてもらっておいてもかまいせん。破った小さい破片は観客にしっかり持っていてもらいます。残りはさらに細かく破ってしまい、バラバラにします。細かくなった破片を手の中に握ります。おまじないをかけてから、手を開くと、破片は消えています。(この消す部分は、好きな方法で消してください)

観客にテーブルの上にある数個のレモンから、ひとつどれでも取り上げてもらいます。(フォースではありません)レモンをよく調べてもらい、どこかに切れ目がないか確認してもらいます。まったく普通の正常なレモンであることを納得したら、ナイフを持ってきて、レモンを二つに割ります。すると、レモンの中から一枚のトランプが出てきます。それを広げてると、観客が覚えたトランプです。コーナーは破れていますので、観客の持っている部分とあわせると、ぴったり一致します。

コメント

上で紹介したのは私が今適当に作った現象ですが、本当にあのようなことができます。レモンを最初から1個しか使わないのなら、もっと簡単です。(普通は1個で十分です)

このギミックは、要するに、選んでもらったトランプのコーナーを小さく切り取り、それを観客に持ってもらい、残りの部分を消した後、消えたトランプが絶対不可能と思える場所から出現させることができるための、基本的なネタです。レモンに限らず、隣の部屋から鉢植えの花を持ってきてもらい、その土の部分を掘ると、そこから出てくるとか、天井を見てもらうと、そこに張り付いているといったことも状況次第では可能でしょう。

このネタは、ゲイタン・ブルームが近々、これの専門書やビデオも出すそうです。確かに、相当な可能性を持ったギミックですから、持っておいて損はありません。特に「カード・イン・レモン」のバリエーションとしては、現在考えられる、最も実用的な方法かも知れません。

 


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