製品名 |
Jumping Knot of Pakistan ジャンピング・ノット・オブ・ パキスタン |
価 格 | $25.00 |
原案者 | Daryl(ダロー) |
購入先 | Hank Lee's Magic Factory |
分 類 | ロープ、パーラー |
1998年8月29日
最初に ロープマジックというと、すぐにロープカットを想像するでしょうが、これは違います。大変わかりやすい現象でありながら、マジシャン以外にはほとんど知られていませんので一般ウケもします。 原案はダローとなっていますが、実際には昔、パベルの「ジャンピング・ノット」として発売されていたものと同じです。ダローが権利を買って、新たに売り出したのかも知れません。ダローのビデオを見ると、このロープマジックの楽しさがわかります。 現象 赤いロープと白いローブがあります。長さはどちらも80センチ程度です。白いロープに結び目を作り、2本のロープを絡ませると、白いロープに作った結び目が、赤いロープに飛び移ります。 さらに、この結び目がロープからはずれたり、またくっついたりします。最後は、赤いロープに飛び移った白い結び目をほどくと、赤いロープの一部が染め分けられた完全な一本のロープになっています。 コメント 最近はそうでもないと思いますが、結婚式のスピーチなどで、「切る」「別れる」といった言葉を使うといやがられることがあります。同じような意味で、「ロープカット」も「切る」を連想するからでしょうか、結婚式などではなるべくやらない方がよいと言われていました。 この「ジャンピング・ノット」が結婚式になどに向いているのは、ハサミなどを使わなくてもよいのと、演出が結婚式にピッタリだからです。具体的には、白い結び目が新郎の「心」で、それが赤いロープ(新婦)と一体になり、最後は結び目をほどくと、赤いロープの中に白い結び目がとけ込み、一心同体になっているという見せ方ができます。 ダロー自身は、「飛び移るパキスタンの不思議な結び目」の話をしながらやっています。これも楽しい話です。 最後に一言 1995年に、A-1 MULTIMEDIAからダローのビデオ、"Daryl's EXPERT ROPE MAGIC ... Made Easy!"という、ロープマジックばかりを集めた3巻セットが出ました。それの一番最後で、このマジックを実演し、解説しています。このビデオを見れば、ロープ自体は自作出来ますが、25ドルですので買っても高くありません。それに、このロープは赤白の継ぎ目の部分を張り付けたり、後から縫いつけたりしてあるのではなく、一本のロープに染められていますので大変きれいです。ロープ自体も毛糸で編んだような感じで、適当な太さがあり見栄えがします。
魔法都市の住人 マジェイア |