製品名 | Magic
Problema マジック・プロブレマ |
価 格 | $29.95 |
購入先 |
テンヨー(20数年前) |
分 類 | ダイス |
2000年1月31日
最初に 随分古くかあるマジックです。テンヨーが1960年代の後半、海外からのネタを仕入れ、ジョンソン製のトリックコインやFAKOデック(トリックカードの詰め合わせ)を扱い始めました。その頃、このダイスを使ったマジックもドイツ製ということで、販売されていました。 海外でも、しばらく製造中止になっていたようですが、現在はハンク・リーやタネンでもまた扱っているようです。 現象 紙製の箱に、木でできた6個のダイスが入っています。ふたを取って中を見せると、端から、ダイスの目は1から6まですべての目が見えています。同じ目はひとつもありません。観客に目がすべて異なっていることを確認してもらってから、ふたを閉めておきます。 皮でできた小さなダイスカップと、別のダイスを1個、取り出します。 観客にこのダイスカップとダイスを渡し、よく振ってもらってから箱の上にダイスカップを伏せてもらいます。カップを持ち上げると、「5」の目が出ていました。そのまま箱のふたを開けると、中に入っている6個のダイスが、すべて「5」の目になっています。観客に箱から6個のダイスを取り出して、調べてもらっても、何もあやしいところはありません。 コメント1 現象は今のようなものですので、随分あっさりした現象のマジックでした。しかし、これも十数年前の「超魔術ブーム」のころ、「超能力マジック」のひとつとして演じられていました。 似たような現象で、「超能力ダイス」という名前で、今でもテンヨーなどからも販売されているものがあります。一列に5,6個のダイスを細長いケースに入れて、一振りすると中のダイス目がそろうというものです。これとは、まったく原理も仕掛けも違います。箱は振ったりする必要はありません。 これは木製のダイス、紙製の箱、革製のダイスカップと、使われている素材が素朴なので、長く使っていても妙に愛着があります。
魔法都市の住人 マジェイア |