製品名 | ミラクルメーカー |
購入先 | ミスターマジシャン |
原案者 | Juan Carlos Rodarte |
価 格 | 10,500円 |
分 類 | カード |
最初に 新しい素材を使ったマジックです。今までの常識では、絶対不可能と思われるようなことができますが.....。 現象 代表的な現象は、カードの復活現象でしょう。 観客に一枚トランプを取ってもらい、それにサインをしてもらいます。
アンビシャスカードの現象を見せておいて、最後にサインを確認してもらい、間違いなく観客のサインしたカードであることを示した後、まったくフェアーに、サインのあるカードを目の前で破ります。表を見せながら、実際にサインのある面が破れて行くのが観客にもはっきり見えます。破った状態で観客に手渡ししても大丈夫です。 最後に一言 新しい原理と言うか、新しい素材と言ったほうがよいのか、今までにないタイプのマジックです。復活現象に使うのであれば、上記のようなことが出来ます。また、移動現象として見せるのであれば、つい数秒前まで、観客自身が持っていた自分のサイン付きトランプが、一瞬にして、離れた別の場所から出現したりします。 少し前、どこかのコンベンション会場でこれを販売したら、すぐに売り切れたそうです。確かに、これを知らないで見せられたら、マジシャンは引っかかるでしょうね。でも、ここまでやるのがよいかどうか、少々疑問です。メンタルものでも、最近は電気仕掛けのネタが増えてきましたが、このようなものを使ってメンタルマジックをやっても、やる側はあまり面白くありません。観客の側からすれば何の関係もないことですから、別に使ってもかまわないのですが、演者のインテリジェンスを刺激してくれません。”さくら”を使用して、「透視」や「読心術」のようなことをやっても、全然、面白くないのと同じです。 先ほどの復活現象でも、ガイ・ホリングワースがやっている「復活現象」であれば、このようなネタを使わなくても、スライハンドだけで、サインのあるトランプを破って、復活させることができます。ただ、これはすごく難しいので、どちらがよいとは言えません。好みの問題だけでしょう。 ただ、このネタは、うまく使えば確かに不可能な現象を作り出すことができます。これと、助手を使えば、クリーンで、かつ完璧な「カード・イン・レモン」などもできますね。 ネタに関したことになるため、はっきり言いにくいのですが、これは、一回やると、24時間使用できません。そして30回くらいで寿命がくるそうです。購入すると、このタネが二組入っていますから、最大で60回できるのでしょう。まあ10回もやれば元は取れるでしょうから、それほど高くもないと思いでしょう。 このネタは、柔らかい物質ですので、使用しないでおいておくと、どの程度持つのかわかりません。正確なことはわかりませんが、早く使ってしまったほうがよいと思いますよ。1年後に取り出したら、もう効力がなくなっていたということになっているような気がします。 よほどのマニアしか、お薦めできません。 ★追加:これは元々、スパイが誰かのサインをそっくりそのままコピーするために使っていた素材だそうです。
|