Salt Cup
製品名 |
ソルトカップ |
価 格 | 1,500円 |
発売元 |
テンヨー |
原案者 | 鈴木 徹 |
分 類 | パーラー、塩、カップ、ハンカチ |
2001年10月24日
最初に
2001年、テンヨー新製品のひとつです。同時に4種類発売されました。タイトルだけ紹介すると「消えるキューブ 」(1000円)、「ミステリー・チャイナ・ボックス」(1500円)、「プリズン・ボックス:(1500円)、それと「ソルト・カップ」です。例によって全部購入しましたが、今年出たものの中ではこの「ソルト・カップ」が一番のお気に入りです。場所を選んで演じると、大変効果的なマジックです。
現象
高さ12センチ程度のカップが二つあります。観客に、両方ともカップの中は空であることをしっかり見せます。左右の手にカップをひとつずつ持ち、右手のカップをかるく回すと、中から塩が出てきます。これを左手のカップに移すと、また右のカップから塩が現れます。全部で大さじ1杯強くらいの量が出ます。
最後はカップの中の塩が白いシルクのハンカチに変わります。このハンカチを使って、別のマジックに続けることも可能です。
コメント
クロースアップでは無理ですが、客席と2、3メートルの距離があれば問題なく演じることができます。
昔から、空(から)のお椀やポットのような容器から、液体が塩などが次々と出てくるマジックがあります。このようなものは、原理やネタ部分の構造によってよって値段は違いますが、本格的なものであれば数万円はします。今回のものは液体を入れて演じることはできません。しかし1,500円という値段にしてはカップのデザインもすっきりしていて、マジックの道具特有の派手なところがないため、どこで取りだしても違和感がありません。これだけすっきりしたカップから塩が出てきて、最後にシルクに変わるものはなかったのではないでしょうか。
現象はシンプルではっきりしていますので、数十人を相手にするような場所でも十分見えます。最初の塩が出現したところで、観客から「オーッ」という声が出ていました。最後、シルクに変わるとき、少しくらい塩が残っていても気にしないことです。カップを逆さまにして、シルクを出現させるとき、少し塩がこぼれても観客からは見えません。また見えたところで、小さじ1/3程度だと思いますので、ほとんど気になりません。