製品名 | サンマルコ広場の時計 |
購入先 | 東京マジック |
製造元 | Collectors Work Shop |
価 格 | 1993年頃は4万円ほどしました。今は2万円くらいでしょうか。 |
分 類 | カードマジック、メンタル |
1997年7月15日
最初に これが売り出されたのは1993年頃です。Mr.マリックの超能力ブームのころと重なっており、何度かTVで見たことがあります。Mr.マリックがテレビでやったものは、次の日にはマジックショップに問い合わせが殺到して、すぐに売り切れになるのが常でした。これもそのようなネタのひとつです。 現象 一組のトランプから10枚ほどトランプを抜き出し、そこから一枚のトランプを取ってもらいます。覚えたらまた戻し、これをよく切り混ぜた後、テーブルの上にまるく、ちょうど時計の文字盤のように一枚ずつ裏向きのまま置いて行きます。残りのトランプは、この円の中心に置きます。 ボールペンを一本取り出し、これを真ん中のトランプの上へ乗せます。しばらくすると、このボールペンが時計の針のようにゆっくりと回転し始め,やがて一枚のトランプのところで止まります。このボールペンが指し示したトランプを表向きにすると、それが客の選んだトランプです。 最後に一言 マジックとは全然然関係のない話になりますが、この"Clock of San Marcos Square"はイタリアのベネツィアにある「サンマルコ広場」のことです。ベネツィアに行ったことのある人であれば、思い出深い場所のはずです。サンマルコ広場のアーケードの入り口のところに、この時計があります。 ベネツィアは細い路地と小さな運河が入り組んでいて、旅行者にとってはほとんど迷路のような町です。端から端まで歩いても、40分ほどの小さな海上都市ですが、ホテルから一歩出て、数分歩いたら、もう戻れなくなってしまいます。 私も、泊まった最初の朝、朝食まで少し時間があったので一人で散歩をしていたら5分ほどで完全に迷子になってしまいました。とりあえず知っているところまで出ようと思って海岸の方まで出て、このマジックのタイトルになっているサンマルコ広場までの道を教えてもらい,やっとホテルまでたどり着きました。なんと約50分間、うろつきました。ポケットには小銭も宿泊先のホテルの電話番号も持たずに出たので連絡もできず、困りました。あまりに帰りが遅いので、同伴者は、本気で私がマフィアにでも誘拐されたのではないかと思い、フロントに相談しようと思ったそうです。(汗) また、これをやるたびに、サンマルコ広場のカフェ・フローリアンも思い出します。創業1720年で、ゲーテや、プレイボーイとしても名高いカサノヴァもここでコーヒーを啜ったという歴史のある店です
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