製品名 | Scotch & Soda |
購入先 |
海外のショップならどこでもあります |
価 格 | 海外では20ドル程度 |
分 類 | クロースアップ、コイン |
最初に 「スコッチ・アンド・ソーダ」と呼ばれるギミックコインです。大変古くからあり、アメリカでは20ドル程度で販売されていました。最近は少し値上がりしているかも知れませんが、それでもギミックコインのなかでは安いほうから2,3番といったところでしょう。そのせいもあり、よく売れています。 現象 基本的な現象は、アメリカの50セント銀貨(ハーフダラー)とメキシコの20センタボ銅貨を各1枚ずつ使用します。 センタボは上の写真でもわかるように、ハーフダラーより一回り小さいコインです。この2枚を観客に握ってもらいます。握ったら手を背中のほうに回して、左右の手に一枚ずつコインを握ってもらいます。背中に手を回した状態でするのですが、コインの大きさが違いますので、見なくてもどちらがハーフダラーでどちらがセンタボかわかります。 左右の手に一枚ずつ握ったら、両手を前に出してもらいます。まず最初、ハーフのほうを開いてもらいます。別に変わりはありません。反対側の手を開けてもらうと、センタボがいつの間にか、アメリカの25セント硬貨になっています。
コメント このマジックは、現象次回はそれほど派手でないのですが、観客に握ってもらうところから、最後、変化したところまで、大変フェアにできます。あやしげな動作がほとんどありません。そのため、初心者の人でも不安なく、簡単にできると思います。マニアからすると今ひとつ物足りないように思うのですが、すべてが観客の手の中で起こりますので、想像する以上に驚きます。 日本で見せるのであれば、500円玉と10円玉のセットもいっとき、販売されていたのですが、アメリカのトリックコインの専門メーカ、ジョンソンプロダクツがなくなってから日本のコインのセットは手に入らなくなっているようです。運が良ければ、どこかのマジックショップに残っている可能性もありますが、日本の法律では硬貨や紙幣に加工することは禁じていますので、日本では製造できません。 私も日本のコインでできたセットを持っていましたが、ロックされるタイプのため、ポケットに入れていたら、うっかり駅の自動販売機で使ってしまいました。確か1万円くらいで買ったのに、頭に来ました。すぐに気がつけばよかったのですが、数日してから気がついたため、もうあきらめました。自動販売機のチェックにも引っかからないくらい、精巧に出来ています。 なお、この「スコッチ・アンド・ソーダ」だけを解説したビデオも出ています The Scotch & Soda Video (Smart Aces,1993年) 10種類以上の使い方を紹介していますが、上で紹介したものが結局、一番、観客の反応はよいと思います。 補足:テンヨーでもハーフとセンタボのセットが販売されています。(5,000円) 魔法都市の住人 マジェイア |