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最初に

輪ゴムのマジックです。

輪ゴムは日常どこにでもあります。そのため仕掛けがないことはわかっていますから、これでマジックを見せると、ほんのささやかな小品であっても、演者が予想していた以上の反応が返ってきて驚いてしまうことがあります。

輪ゴムを使ったものでは、目の前で切断した輪ゴムがまたつながって復活するもの、輪ゴムの色が変わるもの、その他いくつかの現象がありますが、中でもここ10年くらいでは、よく知られるようになったのは輪ゴム２本で行うリンキング現象でしょう。２本の輪ゴムがつながったり、はずれたりします。

この種のものではマイケル・アマーが発表した「クレイジー・マンズ・カフ」が世界的な大ヒットになりました。２本の輪ゴムをしっかりと絡めてあるのに、溶けるようにはずれてしまいます。オリジナルではつなぐことはできませんが、はずれるだけでも十分不思議に見えます。

輪ゴムのマジックに限りませんが、どんなに優れた現象のものでも、同じ素材で複数のマジックを見せるのはよくありません。一つだけ見せたら十分です。 いくつかレパートリーに入れておくと、重宝しますから、２，３マスターしておくことをお薦めします。

現象

普通の輪ゴムを２本使い、「あや取り」のようにして、星形を作ります。 最後に手を離すと、１本が本当の星形になってぶら下がります。

星形の輪ゴムは、おみやげとしてあげてもかまいません。

コメント

このようなささやかなトリックでも、T.P.O.を選んで、たとえばキャンドルライトの下ででも見せたら、それだけで１級の魔法になります。カードやコインをジャラジャラさせるより、ずっと洒落ていますから、きっと役に立つときがあるはずです。

つい先日届きました「ミスター・マジシャン」のカタログでは、2,700円となっていましたが、2,000円になったそうです。これから注文される方は、そのつもりで申し込んでください。

星形の輪ゴムは十分ついてきますが、なくなれば東急ハンズやロフトのような店に行けばあると思います。

魔法都市の住人　マジェイア