2025.5.11 K.Kotani>
市販人形骨格を試してみた2

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月刊近メ像インターネット
2025年5月11日
市販人形骨格を試してみた2

以前、市販人形骨格を試したレポートを掲載しましたが、続き。
だいぶ以前に、組み立て式プロックおもちゃ「ASOBLOCK」というを「人形アニメの骨格として使えるのでは」と購入していた。購入したのは、「06」というセットで、写真のようなフィギュアが一体作れる。元々人形を作るためのおもちゃではなく、ダイヤプロックやレゴのように、複数の部品を組み合わせて、動物なりなんなりを作る学習おもちゃだったのだが、つなぎ合わせる部分が人形アニメのアーマチュアのような球体関節だったので、人形を作ると、人形アニメのキャラクターのように自由自在に動かせる。また、足の裏に小型磁石をはめこむと、鉄板に吸い付くので、鉄板の上に立たせて不安定なボーズを取ったりする事も簡単にできる。

(写真は、冷蔵庫の扉に立つ人形)
ただし、部品の構成上、写真のような形の人の形にすると、身長12cmくらいのものしか作れないので、人形アニメ用には少々制約があるかな、と感じていた。また、ずいぶん以前に購入したもなので、もう市場にはないだろう、と思っていた。(事実、おもちゃ屋店頭にはない)。しかし、ネットで確認すると、一度販売中止になったが、その後別会社で販売が再開され、通販で入手可能。このキットとは別のバーツも販売されている事も判明した。

これである。長さ55mmと105mmの2種類があり、両端が凸の球体関節になっていて、凹の球体関節と組み合わせると、相当大きな人形ができる。

という訳で、このパーツ8個と、別のセットの部品を使って、人形を組んでみた。身長27センチ、これだけの高さのものが作れれば、まず大きさ的には問題あるまい。手足のバランスがおかしい、という方はこちらを。

このパーツを2つに切って、別にホームセンターで買ったパイプに通して接着剤で止めれば、任意の長さのものが作れるのであります。

足の裏に磁石を付けて、冷蔵庫の扉に立たせてみました。さすがに片足で立ってバランスはとれない。相当強力な磁石が必要なようである。

最後に、コマ撮り実験。普通に動かせられる。関節の強さは調整できないので、人形自体を大分軽く作る必要はありそうだが、金属製アーマチュアのおもちゃよりは実用性はかなりありそうだ。針金と違って折れる心配もない。また、安い。いいんじゃない?
なお、今回購入したのは「スーパーメカニックロボ」(税込2750円)と、ベーシックパーツ505/510L(税込550円)でした。