2020.09.21 K.Kotani>
ピピアめふアニメ教室・初歩の技法シリーズ「光アニメーション」
2020年9月21日更新
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初歩の技法シリーズ「光アニメーション」
光アニメーションとは
光アニメーション
光アニメーションとは、長時間露出の画面上で光るものを動かして作った絵で作るアニメーション。
銀塩写真の時代より、高速道路の夜間撮影などで、長時間露出した写真の上で動く光るものが軌跡を描く事はよく知られていた。
1980年代には、東京のアニメーション制作集団「金太郎」が、バルブ露出のできる8mmカメラZC1000を用いて、「花火」の軌跡を使ったアニメーションを製作している。
近年、アート・ユニット「トーチカ」が、各地のアーチストと連携して作品を制作する「ピカピカ」プロジェクトにより、意欲的で斬新なアニメーションを多数製作・発表して一躍注目を集めるようになった。
光アニメーションの作り方
1.長時間露出のできるカメラを用意する。(※ 暗くならない場所では、レンズにNDフィルターをつけると、シャッター速度を長くする事が出来る。)
2.暗い撮影場所と、光るもの(小型懐中電灯など)を用意する。
3.カメラのシャッターを切る。
4.シャッターが開いている間に、光るもので形を描く。
5. 3.以後、繰り返し。
6. 撮影した写真をパソコンで並べてアニメーションにする。
カメラに向かって作画する形になるので、左右逆の絵になる事を意識する。
露出時間内に描ききる事が必要。
光を点滅させると、点線が描ける。
ゆっくり動かすと明るく、早く動かすと暗く(薄く)なる。
K.Kotani