Diary 6 Feb. 2001

2001年2月6日

朝起きて、まずは、近所のお散歩といいつつ、結局あっちこっちに行ってしまった。
最初は、自分自信がもっともよく慣れている、パリの5区から。 ホテルとモンジュ通りをはさんでの向かい側には、ローマ時代の円形闘技場がある。

入口付近の雰囲気。場所は、地下鉄のプラスモンジュ駅の出口(っていってもたくさんあるけれど)。
周りは、普通の建物に囲まれているわけで、突然こんなスペースが、という感じ。
で、全体をなんとか納めようとしてとったんだけれど、ちょっと大きすぎて、全体入りませんでした。けど、円形闘技場だというのはなんとなくわかると思う。
観光地としては案外穴場で、まさか、パリの5区のどまんなかともいうべきところにこんなものがあるということは知られていない。1世紀から2世紀ごろの、まだパリが、ルテティアと呼ばれていたころの遺跡。 小さいながらもやはり円形闘技場である。

さて、そこから、ドーバントン通りを経て、モスクの回りをめぐりつつ、植物園へ。 案外知られていないが、ここには、自然史博物館もあるし、また、植物公園にもなっているので、公園としても楽しめるスポット。いまは、あんまり季節としてはよくないので、結局、花も咲いてないし。 今回は、公園のどまんなかに、でっかい砂時計があった。ものすごい大きさで、全部砂が落ちるのに何年もかかるかっていうような大きなもの。

まあ、ヨーロッパにありがちな庭園風景ですね。
自然史博物館などになっている建物。もともとここは植物学研究のための研究所だったわけです。
これがでっかい砂時計の全体。下のほうに、わずかながら、砂が小山をつくっているけれど、これがいままでに落ちた砂。まあ、どれだけかかって全部落ちるのかなって感じ。
そこから、ロピタル通りをへて、イタリア広場まで歩く。そして、ゴブラン通りから、ムフタール通りへ。 ローマ時代からあったという通りは、いまでは、八百屋、肉屋などなどの食料品関係の小さな店や土産物屋、レコード屋などが並ぶショッピングの通り。 しばらく歩くと、レストランがたくさんある。
これは、ムフタール通りの始まりの部分にある噴水。通りは、手前方向に向かっている。通りそのものの写真はなんと、とり忘れ!残念。もっともこの部分の写真は結構あっちこっちの旅行案内などにのっているかも。
ムフタール通りを上がったところは、パンテオンで、また、いわゆるパリ大学関係の建物などがあったりするところ。

これが、パンテオン。
周りには、パリ大学関係の建物などがいろいろあって、もちろん現在でも機能している。
ドームがみえるのは、サンミッシェル通りだっけ。
なにげなくエッフェル塔が遠くに見えたりする。
もうこのあたりになると、パリの中心に近いところで、ここからリュクサンブール公園まではほんの少し。リュクサンブール公園からは、モンパルナスタワーが見えるのだが、これが景観云々でもめたとかいう。

リュクサンブール公園の中。人もまばら。さむざむしているけれど、このころパリは結構あったかい。
ここで見えるのが、モンパルナスタワー。そういえば一度ものぼったことはないな。
こうして、ちょっと歩くと、いよいよセーヌ川を渡る。そして、ノートルダムが見えてくる。観光客がいっぱい。今回は、ノートルダムの地下の博物館に入ってみた。ローマ時代以来のいろいろな遺跡が実は、ノートルダムの地下にはある。なかなかすごい見物だった。

途中で見えたクリュニィの修道院
アニメ関係の本とかCDROMとかうっている。もちろん日本アニメ関係もたくさんある。でも、以前よりは下火かもしれない。
で、これがパリのノートルダム寺院。
ノートルダム寺院をほぼ正面から見たところ。
ノートルダムのあたりからセーヌ川をみたところ。
オテルドビルって市庁舎ですね。で、このあたりが、スケート場になっていたりして。まあ、臨時のものだけれど
ノートルダムを離れてポンピドゥーセンターのあたりから、フォーラムデアルをみつつ、このあたりの適当なカフェで食事。

日本のミュージッシャンの名前にもなっているっていうのが、こういうカフェの名前だったりする。
そこから、ルーブル美術館の中には入らず、その公園をずっと。ルーブル美術館から、オベリスク、凱旋門、デファンスの新しい凱旋門は一直線に並ぶのであるが、今回は、オベリスクと凱旋門の間に、観覧車のでっかいのがある。景観壊しているけど、まあ一時的なものなんだろうと思う。ちょっと左には、エッフェル塔も見える。パリ観光の中心っていう感じだろうか。
ルーブルのピラミッド
ルーブルからコンコルド広場へいくところの獅子の門を通して、2000年祭関係で登場した巨大な観覧車とオベリスクと凱旋門が見える。
で、これが観覧車とオベリスク。この日は、天候が悪くていけません。
そこから、歩いて、アンバリッドへ。アンバリッドは日本語にすれば、廃兵院。傷痍軍人のための病院などであるが、今では、病院以外に、中世の鎧、甲冑をならべた博物館がある。今回は入らなかったけれど、すごいところ。

そこから、軍事学校(エコールミリテール)の近くで、ちょっと一休み。カフェオレで長く粘って「それにしても、今日はよくあるいたものだなあ」などと話をする。

もう歩きたくない、ということで、宿までは地下鉄で。

夜は、パリ在住の知り合いのNさんとお食事。
宿からは1キロくらい離れた、サンジェルマン通りとカルディナルリモワンヌ通りの交差点付近で待ち合わせ。モロッコ料理だかのアトラスというレストランがある。で、そこから、有名なレストラン「トゥールダルジャン」の隣のレストランでお食事。ハムのゼリー寄せがすばらしい味だった。で、なんだかんだで、12時までお食事とおしゃべり。

この日は午後から雨がぱらついたりしたものの、まあ、歩き回るのにそれほど問題はないくらいのものだったので、なんとかなったという感じ。


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