会津・阿賀野川紀行 |
|
1996年8月21日 〜 24日にかけて3泊4日でかみさんと会津・阿賀野川へ夏休みの旅行をしてきました。
これはその記録です。
8月21日(水)
7時頃家を出て、東北新幹線(08:06)で一路福島へ。
福島駅西口からバスで磐梯吾妻スカイラインで浄土平へ。
深い緑の山々を縫うように登っていくと突然荒々しい石ころだらけの地帯に入ります。
そこを登り切ると両側を一切経山と吾妻小富士との間に挟まれ少し開けた浄土平に到着です。
駐車場・レストハウスがあります。噴火口跡である吾妻小富士へ登ってみました。そこからの風景が次の写真です。
浄土平を出発し、左に安達太良山
右に磐梯山を眺めながら土湯峠へ、その後秋元湖・小野川湖を経て五色沼入口に到着。
バスを降りたところで一休み。山菜そばの昼食を取りました。
五色沼の散策。
五色沼入口から桧原湖まで約4.3キロ程の自然探勝路が、エメラルドグリーン色をした沼が散在している中を縫うように通じています。
最初の毘沙門沼は最大でボート遊びも出来ます。
着いたところは桧原湖畔。宿泊する裏磐梯猫魔ホテルがあります。チェックインした後、遊覧船で桧原湖を巡りました。
部屋からは湖がよく見えます。夕食は和食会席。
8月22日(木) 喜多方
〜 会津若松
朝一番のバス(7:50)で猪苗代駅へ。快速「磐梯1号」で喜多方(10:05)へ。
駅前には街巡りの馬車がありましたが、荷物をロッカーに預けて歩いて廻ることにしました。
駅前の観光案内所でもらったラーメンマップには74軒のラーメン屋がありました。
情報版であらかじめ「あべ食堂」「源来軒」「松食堂」などを調べておきましたが、皆何の変哲もない町の小さなラーメン屋そのものです。
また、大通りに面している店は駅前など一部で、大半は小さな横丁にあります。
とにかく至る所にラーメン屋があります。
川を渡った反対側には倉がまとまって酒屋、うるし物産屋、造り酒屋などを開いている町並みがありました。
昼は「あべ食堂」でチャーシュー麺とビール。
外観は冴えない食堂風情ですが、運良く倉を改造した立派な座敷に案内されました。
味はさっぱりしてとても美味しい。喜多方のラーメンが美味しいのは水のせいでしょう。
あべ食堂 |
喜多方では造り酒屋もまた目立ちます。
その中の1軒「清川商店」では酒造りの内部を見学させていました。
ここで利き酒した「ふなまえ」はしぼりたて生酒で美味しかったため一本求めました。
造り酒屋の他に麹屋、瀬戸物屋など古い商店も残っています。 | ||
会津若松市内観光
会津若松に戻り、駅前から2:10発の市内定観バスへ。ほぼ満席に近い状況でした。
飯盛山
〜 鶴ケ城 〜 御菜園 〜 会津武家屋敷 を巡りました。
鶴ケ城 | 御菜園 | 御菜園 |
宿は市内の老舗ホテル玉川。
夕食は隣のこじんまりした部屋で会津郷土料理を。
鱈棒などの濃目の味付け料理で、地元の冷酒がよく合います。ご飯がとても美味しい。
8月23日(金)
阿賀野川 〜 咲花温泉
朝、ホテル玉川をチェックアウトしてから市内の目抜き通り「神明通り」を歩きましたが、朝が早いせいでお店はまだ開いていません。
駅の反対側にある山田漆器会館に行き、夫婦杯を買いました。
磐越西線で阿賀野川に沿って咲花温泉に向かいます。
湯沢 〜
鹿瀬 〜 津川 を経て川下りの起点 三川で下車。
我々夫婦の他に2名。共に乗船場に向かいました。
そこは小奇麗な2階建てで上に食堂を併設しており、山菜そばの昼食。 |
||
屋根付き舟で 滔々と流れる阿賀野川を下りました。
最終の船着き場「阿賀の里」で皆は下船しましたが、我々2人だけは対岸のホテル望川閣に向かいました。
阿賀野川流域は人家もなく、迫り来る山合いをひたすら下りました。(約13キロ:吉祥寺〜渋谷と同距離)
新緑の頃や冬の一面の雪のなかは更に風情があろうかと思われました。
阿賀野川 舟下り |
咲花温泉は旅館が9軒程のなんにもない温泉地です。
駅も無人駅で駅舎の天井にはツバメが巣をつくっておりかわいい雛が5、6羽首を伸ばしていました。
部屋は5階の山側でしたがその代わり和洋折衷の一番大きな部屋で、広い窓からはのんびりした晩夏の夕暮れが望まれ
それはそれで又風情がありました。
温泉は6階で、露天風呂付きの展望浴場で、眼下に川を望む気持ちのよい風呂場でした。泉質は硫黄泉。
夕食は部屋食で天然鮎、かじかの焼き物といった地元のものが出ました。
相変わらずご飯と冷酒がおいしい。
夜半から雨が降り、その音で目が覚め、深夜再び静まり返った露天風呂に一人入りました。
8月24日(土) 新潟経由で帰宅。
朝はまだしとしとと雨が降っていましたが、出発頃には雨も上がりました。
のんびりと温泉で疲れを癒したホテル望川閣を出て、9:50発のJRで新潟へ出発。
新潟駅でお土産と駅弁を買い11:56発の新幹線で東京へ。
新潟から乗り込んだ乗客は我々の車両では夫婦2人のみというゆったりした帰路旅でした。
夏休み旅行と共に暑かった夏も終わりを告げ、東京は秋の気配が感じられました。
8月26日(月) 宇田川 東