漁港沖の生簀には、定置網で捕えられた、7メートル近くと5メートル近い二匹のジンベエザメが飼育されています。
ポイントは、港から船で5分ほどのところです。
エントリーし、5メートルほど潜ると、生簀の天井に着きます。
入口は天井の角に一個所。 その狭い戸口を開けて、中に入り込みます。
水中の生簀(30mX30mX10m)は、上下四方を完全に網で囲まれています。
ツバメウオが大挙して待ち構えています。
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中に入ると、とりあえず、壁面の網につかまって、イントラさんがジンベエに餌付けするのを待ちます。
ジンベエはやってきて近くを旋回します。
我々はもう興奮しきってます。 来た、来た、来たっ。 ウォ、ウォ、ウォ〜。
餌付けが始まります。
エサはオキアミです。袋に入れたエサをイントラさんが撒くんですが、ツバメウオが横取りするため纏わりつきます。
(写真の左上に、ゴミのように写っているのはツバメウオです。) ジンベイエは、巨大な口で海水と一緒にエサを吸い込み、海水のみをエラから排出します。 慣れたジンベエは鼻先で押すそうです。 |
餌付けが終了するとジンベエも落ち着きます。
網にへばりついて、目をまるくしながらその光景を見ていた我々も、興奮から少し落ち着きを取り戻します。
そして、網から離れて動きまわり始めます。
(右写真) 二匹のジンベエを一枚の画面にとらえるのは難しく、どこか切れてしまいます。 これもオシイところでした。
この日は、透視度がよく、30メートルの網の端から端までが良く見渡せました。 |
ジンベエは見る角度によって、印象が異なります。 鯨のように見えたり、(背中)
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水中では物体は2割以上大きく見えます。 それもあって、すれ違う時の大きさは凄い迫力です。
イソマグロもロウニンアジも幼児以下の扱いです。
ジンベエの腹は白い。
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思わずギョッとする角度です。 一体コイツは何なんだろう、というクイズネタのようです。
背中とは対照的な白さ− カマボコのような腹は印象的です。 |
やさしい横顔です。
コバンザメがついてます。 |
その光景を、記念にと撮ったものです。
友人は、海外のジンベエツアーでも出会えず、仕方なく(?)念願のご対面をここで果たしたのでした。 |
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「悠然と通り過ぎるジンベエと見守るダイバー」 この写真も、外洋で遭遇したときのものであったなら、上記のようなタイトルをつけて感動するんですが... |
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ダイブチャートを見ると、アップダウンの激しさが良く分かります。 カメラとジンベエに気を取られての結果です。
興奮もあり、この水深の激しい変化などもあり、
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読谷の残波岬沖はジンベエが網に掛かりますが、他にも色々な大物がやってきます。
都谷漁港近くの岬に住んでいる知人は、庭先から、イルカはもとよりクジラの潮吹きをも見たそうです。
その庭からはジンベエの生簀の浮き玉も見えました。
サンヨーSX550(デジカメ)+DIVハウジング 宇田川 東