左手が四国本土。 橋で結ばれた中央右手の島が柏島です。   (柏島の背後の島は沖の島。)       撮影場所:一切峠の展望台


 

四国の南端ー 高知県大月町の柏島に行ってきました。

柏島は、黒潮が流れ込み、魚の種類が豊富で、高知県内有数の漁港です。
釣り人とダイバーのメッカでもあります。

 しかし、柏島は、東京からは遥か彼方で遠いです。

 高知県の西端の宿毛市から南に下った大月町の端です。

 

 

     
  宿毛から柏島までも結構距離はあります。

  今は大堂トンネル(1923m)が2003年6月に竣工
  しているので楽ではありますが、それでも大変です。

  トンネルを出た海岸沿いの山道で猿の群れに遇いました。

 

 (左図の赤丸は潜ったポイントです。)

 

柏島は、周囲4キロ 人口500人ほどの島で、四国本土と橋で結ばれています。
島の東部と対岸の本土側の二箇所に集落があります。(両方とも柏島番地)

 

 

私が予約したショップさんは、柏島へ渡る橋の手前の小さな集落で、民宿もそこでした。

 柏島橋です。右手が柏島。橋の奥は磯渡しの船の発着場所。
 橋の右手はキャンプ場。 (柏島大橋からの眺めです。)

 右手が柏島。  この欄干から子供達が飛込みます。


 早朝の渡し場の集落です。  早朝の渡し港。 夏休み体操の子供達と、ダイバー。
 港の先の赤っぽく見える屋根の建物がショップさん。

 

 

 

この日、午後もかなり過ぎて到着し、ウェットスーツに着替えて早速1本潜ってみました。

ポイントは、ボートで10分ほど北上した、 勤崎 (つとめざき)の岩場の下です。 
釣りのポイントでもあるそうですが、午後も遅く、釣り人も岩上にいないので潜ることが出来ました。

 

ファースト・ダイビングですがエントリーしてみると濁っており
透視度はあまり良くありませんでした。


その代わり、体長30cm程のカンパチの幼魚(ショッコ)の群れが
岩上を行き来してなかなか離れません。

岩には白いソフトコーラル(ウミトサカ)が綺麗です。
カンパチの他に驚くほど魚影が濃いのには驚きました。

 

 

 

 

←画面クリックで動画 (YouTubeに収納

 
濁りがあり、日差しが届いていないこともあり、あまり良い撮影条件ではありませんでした。

しかし、ゴンズイ玉からはじまり、カンパチの幼魚の群れを追っていると
キビナゴとそれを追う ツムブリ(?)などが画面を横切ったり、
様々な魚が登場し、その多様さは素晴らしいです。

エントリー      16時07分
平均水深    10.5メートル
ダイブ時間   55分
映像時間    3分11秒

             

 

 

 この古い橋から見下ろす海は驚くほど透明です。

 子供達が飛び降りて泳いでました。

 

 

 

 



 ショップの入口から眺める港風景。

 栗焼酎 「ダバダ火振」 を飲みながらボケッとしてました。



民宿の前の酒店で、一升瓶を偶然発見しました。
柏島 恐るべし!(笑)

 

 

翌日、2本潜りました。
1本目は柏島を代表するポイント。後浜です。

 後浜は島の東側。
 堤防の外にある浜です。

 ポイントは浜からすぐです。
 1番から8番まで、ブイがあります。

 

 左写真で、水深が変わるタナの部分に3隻の
 ダイビングボートが見えます。

 

          後浜の上の白い建物は柏島小学校です。

 

 

   島から見たポイント。(ボートの場所)      ボートから。 (エントリー前の光景)

 

 後浜の4番ブイのポイントに入りました。

 根〜ゴロタ〜砂地と廻ってきました。
 

エビと共生するハゼ類を捜しました。
様々なハゼが棲息してます。

砂地にはポツン、ポツンと白いソフトコーラルが生えてました。

ネジリンボウです。

 

柏島の集落です。

 
 漁師町特有の狭い辻です。(突き当たりは堤防) 柏島への道路の終端にあったガジュマルの木です。

 

 

 

2本目はジャングルジム。
一切峠の下方面です。

生簀用だった古い鉄枠が沈んでおり、そこにサンゴやソフトコーラルが付着して様々な魚が集まってます。
浅場の岩の上では赤いソフトコーラルが綺麗でした。

 

 

柏島の海はとても豊かで多様性に富んでました。
魚の種類が日本一多いと聞いてましたが、まさにそのようです。

従って、ダイビングもあまり動き回らないで、ポイント周辺に多くいる生き物のウォッチングが中心です。
マクロ派・カメラ派のダイバーには天国でしょう。

 

今回、たまたま予約したのがFunnyDiveさんで、アットホームな雰囲気でダイビングが楽しめました。

ショップの場所も渡し場の先端で、目の前が海。 
シュノーケリングも楽しめました。

 

一緒に潜った仲間達にも恵まれました。
お世話になったリピーターさんたちです。

 

                                                                                                   カメラ (静止画/動画): サンヨー Xacti J4+DIVハウジング


2008年8月3日(了)

 宇田川 東

 

 リンク:

Funny Dive お世話になったダイビング・ショップさんです。