沖縄・慶良間諸島の海は素晴らしい。 |
1月16日(日)
1本目は久場島・西の隠れ根。
久場島は座間味島、阿嘉島より更に奥に位置している無人島である。
露出岩に沿って潜降。透明度が素晴らしい。
潜降ポイント |
隠れ根の下から上を |
岩場を行く |
絶壁に生えているソフトコーラル |
絶壁にはキンギョハナダイやカスミチョウチョウウオが乱舞していた。ダイナミックな地形を満喫。
水深は30m近くになった。
2本目は渡嘉敷島・野崎でスン崎方面へドリフトダイビング。
(左図)穏やかな野崎のポイント。 野崎は渡嘉敷島の座間味島側に面している。 水面下の自然の美しさはここからは想像できない。 |
ケラマの魅力は、サンゴとそこに棲息する熱帯魚たちの穏やかな水中風景にある。
野崎はエダサンゴが繁茂しており、デバスズメダイをはじめとする魚が乱舞しており
典型的なケラマのサンゴ風景である。
エダサンゴの上に群れる デバスズメダイ | ||
サンゴとハナゴイ |
この日、野崎ではグルクンが群れており、巨大コブシメが悠々と泳ぎ去っていくのに遭遇した。
3月20日(月)春分の日
この日、クジラを求めて渡嘉敷島の外側を大きく迂回し、阿嘉島の外側に出たが、クジラは発見出来ず。
1本目は阿嘉島・佐久原(サクバル)。
このポイントは岩礁のため、透明度が良く、イソバナなどがよく繁っている。
岩場には赤いキンギョハナダイの群、紫のハナゴイの群、黄と白ノカスミチョウチョウウオの群が目を奪う。
昼食は座間味島・阿護の浦で船上バーベキュー。
コックはD.Dの村川さん。船上で食べるバーベキューはあったかく、疲れて冷えた体に最高である。
ここにはトウアカクマノミの一家が棲息している。食後にいつものとおり観察に行く。
2本目は渡嘉敷島・アリガー
(左図)アリガーのポイント アリガーは渡嘉敷島の座間味島側に面している。 |
サンゴが繁茂する丘に潜降する。
ケラマらしく色とりどりの魚が舞っている。 カラフルでとても美しい。
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潜降地点近くにセジロクマノミがいた。 正面からの顔は結構いかつい。 |
サンゴの丘を越えると真っ白な砂地が一面に続く。
この砂地にガーデンイールがニョキニョキと沢山いる。水深は18m〜20m。
一面にいたガーデンイールも引っ込んでしまい、写ったのはこれだけ。 残念。 |
その先には大きな根があり、色々な魚が棲息している。
ホンワケイソベラのクリーニングステーションもある。水深は20m〜23m。
岩の上にはヨスジフエダイが群れている。
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4月2日(日) チービシ
午前中は波があるので昼頃からチービシでドリフトダイビングを楽しむことにする。那覇港から約20分程の渡嘉敷へいく途中にある無人のサンゴ礁群である。
1本目はナガンヌ島・北のポイントでドリフトダイビング。
2本目はクエフ島・北のポイントでドリフトダイビング。
2本目は、潜降したところの近くに、2つに裂けたような大きな岩があり、 |
サンゴの上をゆっくりと流れて行くうちに、様々な生き物に出会う。
ハリセンボン(左)とウツボ(右)
ハリセンボンは沖縄ではアバサーであり、フーチバ(ヨモギ)と一緒に煮込んだアバサー汁は人気がある。
ウツボは大きなサンゴのテーブルの真中に顔を覗かせていた。最初気付かずその上に着底しそうになりアセッタ。
ドリフトでエダサンゴ、テーブルサンゴの上を漂っていき、サンゴが尽きて砂地にかかるところに巨大なウミウチワを発見した。
2m以上はあろうかと思われる大きさであり、ハナゴイの群れが舞っていた。
水深は約18m。
前面に回り込み記念撮影する。
私のマンションからは天気の良い日には那覇港の遠い先にチービシが望める。
4月9日(日)
この日の2日前の4月7日は旧暦3月3日で沖縄では浜下りの日にあたる。一年で一番潮が引く大潮になり、宮古島では八重干瀬が出現する。
この日も潮の動きが激しいため海の生物がたくさん現れる。
1本目は渡嘉敷島・タマルル。
(左図)タマルルから儀志布島を見る。 このポイントは渡嘉敷島と儀志布島の狭い海峡にある。 |
このポイントもケラマらしくサンゴが素晴らしく繁茂している。
エダサンゴ、テーブルサンゴの群生に混じって、キャベツのような形状をしたリュウキュウキッカサンゴが多い。サンゴの丘を越えて行く。
コブシメの産卵シーズンが始まった。 期待していたら小型のコブシメに出会った。
最初、一瞬岩がゆらいだように思えた。 |
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ここはクマノミも多く、ハナビラクマノミ、カクレクマノミなどに出会った。
ハナビラクマノミ | カクレクマノミ |
2本目:座間味島・男岩
念願の男岩(ウガン)へ潜る。
ケラマのポイントの中でも、風向き、潮の流れ、他の船の有無などの条件をクリアーしないとなかなか潜れないポイントである。
今日は幸運にも潜ることが出来た。
男岩はダイナミックな地形が魅力である。 透明度は極めて高い。 |
潜降すると、絶壁には黄色と白のカスミチョウチョウウオの大群が乱舞しており、壮観な眺めである。
岩場には、男岩(ウガン)名物のハナヒゲウツボが棲息している。
接近して撮影成功。水深は18mほど。
この他、岩の窪みには大きなアカマツカサの群れの中に、5〜6匹のミノカサゴがいた。
番外編: 僕も有名じゃないウツボです。 |
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ミノカサゴ |
切り立った岩の根の絶壁が透明度の高い水中に聳え立っている。
緊張するポイントであった。
撮 影 : D.Dマリンサービス
(渡邊美紀)
レタッチ: 宇田川 東 カメラ : オリンパスーC920(デジタルカメラ) |
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※ D.Dマリンサービスさんは2006年12月半ばにお店を閉じました。 村川さんとリバティ号のファンは多かったのですが... とても残念です。 |