(資料) 箸墓古墳 後円部・頂上の祭祀スペースを検討する





 『徇葬する者、奴婢百余人』


 これは実際に葬儀を観察しての光景、と思っている。


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箸墓古墳の詳細地図が得られたので、後円部中央の小円丘・頂上の祭祀スペース がどの程度か、何人ほどが坐せるか、を検算してみた。

拙い字でメモ ったのが それで、 卑弥呼の棺を囲んで坐した神官たちを、棺を囲んだ内陣と、それを囲む外陣の二つで想定した。

・小円丘の直径は 46m程

・小円丘・上部の平地の直径は 17m程
    
    ↓

・坐す神官の数を100余人として、
  外陣を  1畳長に3名と計算すると 81名程
  内陣は 19名程 となる。
 
(外陣、内陣の人数を調整すれば、窮屈にならない 100余人の配置が可能)


100名前後なら このスペースでの祭祀が可能、 と出たので、本仮説が正しいと確信した。



  その後、レーザー測量図での測定結果は https://arai-hist.jp/profile/index3.htm
   ・後円部径=160m
   ・小円球を載せる円径=64m
   ・小円球径=40m
   ・小円球頂上広場径=24m
  と判明した。



    2015/12/11 記     宇田川 東