1998年8月19日 〜 20日にかけて、 |
8月19日(水)
今年の夏休みは近場で短く、と袋田温泉への小旅行にしました。
のんびりと11時近くに家を出て、上野駅から正午のスーパーひたちで一路水戸へ。
水戸から水郡線に乗り換えて袋田駅へ。
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荷物を置いて、さあ滝まで散歩です。
袋田の滝は山並みの突き当たりの谷間の奥になります。
土産物屋さんが立ち並んでいます。湯葉、鮎、こんにゃくが名物です。
鮎の塩焼き、里芋の串焼き、こんにゃくの田楽などを、竹串に刺してあちこちで売っています。
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袋田の滝は日本3大瀑布といわれていますが、見たことのない人は、茨城人の誇大宣伝と感じます。
しかし、実際に見ると、大岸壁を落下する瀑布は周囲の風景に溶け合って印象深いものがあります。
この日は、前日に降った雨のおかげで水量が多く、轟音とともに流れ落ちてくる迫力のある滝が見れました。
かみさんは始めてだったので眼前に迫る滝にビックリしていました。
水飛沫がひどく、カメラも体も濡れそぼってしまいました。
山里の風景を楽しみながらホテルへ戻ります。
夕食には、鮎の塩焼き、こんにゃく田楽が出てきました。
温泉好きの私には、滝川の瀬に造られた渓流露天風呂が気に入りました。
長い渡り廊下で川まで降りて行きます。簾がかかっている露天風呂は、川に面しています。(下図)
夜は対岸がライトアップされて風情がありました。
夜更けと早朝に、せせらぎの音を聞きながらのんびりと湯に浸かりました。
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8月20日(木)
大子(だいご)の町へ行きます。久慈川に沿った美しい落ち着いた町です。
始めて行ったときは、こんな山中になんで町があるんだろうか、という感じでした。
水戸から会津に向かう街道筋の拠点です。また、関東の北端で、ここから先はみちのくになります。
だいごの町並 | 町を流れる久慈川での釣り | 川沿いの遊歩道 |
町は久慈川と押川に挟まれたところに位置しています。町中を流れる久慈川にも鮎釣りの人がいます。
少し下流には観光やながあり、早朝のせいか、鮎、ます、ハスなどが跳ね回っていました。(下右)
観光やなの食堂の二階で、川とやなを眺めながら、朝から生ビールと鮎の塩焼きを.....たまらない。
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久慈川上流の「矢祭山」に行きます。水郡線では、常陸大子〜下の宮〜矢祭山の順です。
矢祭山周辺は、山並みが久慈川の両側からかぶさって来る難所です。奇岩怪石が迫る景勝地です。
駅前の国道沿いに、少し土産物店が並んでおり、「あゆのつり橋」という遊歩橋がかかっています。
ここは、もうみちのくです。
心ある 人にみせばやみちのくの 矢祭山の 秋の景色を 西行法師
ここも鮎釣りの名所だそうです。
「やたて」という川沿いの食堂で、下で捕れた天然鮎の塩焼きと鰻丼を食べました。
鮎の美味かったこと。今回の旅行での鮎の食べ納めでした。
1998.8.22 (了)