絵 からみ草

形態:植物
反応:中立
知能:無
遭遇:平原、森林
出現:単独から少数



 からみ草は人里はなれた平原や森にごくまれに見られる珍しい吸血植物である。高さは1メートル近いが、周辺に生えているふつうの植物に混じっており見分けるのは難しい。長い葉は刃のように鋭く、これで獲物にからみつく。葉の表面には小さな針状の毛がびっしりと生えており、血を吸い取って養分にする。
 獲物はたいていは小動物だが、大型の生き物であってもためらわずに襲う。いくつかの株が集まっていることが多く、ひとつのからみ草に血を吸われているあいだに別の株がしのびよってくる。

 この危険な植物には火が有効であり、湿っているので燃えにくいが遠ざけることはできる。葉が赤黒くなるまで血を吸った葉は満足して地面に伸びてしまう。


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