第十七回大会
【難波インダストリ 特殊機械部門を閉鎖】
2月7日、難波インダストリ取締役社長 難波圭介氏はいわゆる「ロボット」を製作していた同社特殊機械部門の閉鎖を決定した。また、これにより新規参入の目玉であった、アプラプロジェクトの全ては前大会での敗戦をもって一時凍結されることになった。
理由は「機体破壊による蓄積データの損失が修復不可能なレベルにまで達していた」と発表された。しかし、以前から問題視されていた「採算を度外視した部門運営」や「成績の不振」などもその理由であることは明らかであろう。同社は本来の基幹産業である工業機械部門で、このプロジェクトで発生した損失を取り戻したいと述べている。
2月9日付 日○新聞
【難波インダストリ 英ベンチャー企業「レジテック社」と合併】
2月13日、難波インダストリ取締役社長はイギリスのベンチャー企業「レジテック社」との将来的な合併を発表した。先日の特殊機械部門の閉鎖に続き、今回の合併騒動も業界を大きく揺るがした。
レジテック社は医療産業分野において注目されている企業で、代替臓器の開発においては世界でもトップクラスの技術水準を誇る。発表記者会見での「なぜ機械と医療という全く異なる分野の企業同士が合併するのか?」という質問に対して、同社社長は「ワシが金になると思ったからや」と極めて簡単な返答に止めた。
しかし、この時期の合併発表は経営に相当な悪影響を与えることは明確であり、お世辞にも「金になる」とは言えないはずである。もちろん、長期的永続的な視野で見ればこの合併は正解である。だが、決算間近のこの時期に、多大な支出を計上してまで合併しなければならない理由とはいかなるものなのであろうか?合併後の新社名は NANBA RESITECH co., の予定。
2月15日付 ○経新聞
【難波インダストリNAKAMOTOストライク・バック参戦権を譲渡】
先月18日、難波インダストリが20,000,000ドル(推定)の参入金を支払ってまで獲得した、一大ロボット興行「NAKAMOTOストライク・バック」への参戦権をグループ傘下である「難波システム開発」に譲渡していたことが明らかになった。
しかし、アプラプロジェクトが凍結されている現在、そのあまりに高額な参戦権はただの課税対象でしかなく、傘下の会社になすりつけたという見方が多数派である。この権利譲渡により、そもそも経営体力の無い難波システム開発の株価は早くも暴落を始めており、遠からず倒産すると見られている。
2月27日付 朝○新聞
【難波システム開発 NAKAMOTOストライク・バックへの参戦を表明!?】
ここのところ活発な動きを見せる難波インダストリがまたも動いた。多額の権利書を譲渡され、もはや先の見えない難波システム開発がNAKAMOTOストライクバックへの参戦を計画しているらしい。電気回路やプログラムの研究が主たる業務であった難波システムが、急遽ロボット開発に挑む理由とはいかなるものであろうか?また、その可能性は?ストライク・バックファンは次回大会から目が離せないだろう。
3月1日付 東○○
某巨大掲示板
542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/04 4:23 ID:6nApo5KK
難波インダストリで合併に向けた人事異動が始まってんのは有名
だけど、難波システムはどうなの?
545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/04 4:45 ID:iCo2lHe7
>>542
ああ、凄いらしいね。元からいた社員なんて残ってないってさ。
546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/04 4:47 ID:6nApo5KK
>>545
ふ〜ん。やっぱり、あの噂がホントってこと?
オカ板のビビリ屋どもも、たまにはマシなこと言うわけだ。
288 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/05 20:19 ID:Fg1tbV3A
つうか、ここまでの話をまとめると・・・
・難破インダストリは後ろ暗い開発をやっていた
・難破システムはその敗戦処理&責任取らされ
・そのまま潰したらミエミエだから、一、二回は大会参加させる
ってこと?
でも、それじゃ零時テックとの絡みはどうなんだろ?
391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/06 0:58 ID:iCo2lHe7
だから、アレだよ。
そもそもインド人ってとこから怪しいわけでさ。
あれだけの宣伝効果がある大会で、パイロットが顔を見せない
ってのもありえないし。
これ以上はあqwせdrftgyふじこp
451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/06 4:02 ID:d0WuHj3n
そこまでヤバイことやって結果出せないんだから、
笑うしかないね。
次の大会が楽しみだよ。
いろんな意味でな。
2004年4月。中本工業主催、ストライク・バック第17回大会が開催される。この日は、先日衛星軌道への打ち上げに成功したレールシャトル「幻影の影」の映像公開も行われ、次世代技術のアピールとデモンストレーションが行われていた。第一競技場「輝ける銀の競技場」は球形、第二競技場「斑の鳩競技場」は円盤状の閉鎖フィールドであり、それぞれが重力制御機能を有している。一企業の主催する競技大会が持つ影響力の源泉は、まさにこの技術力のデモンストレーション効果によるところが大きいであろう。
尚、今回のトーナメントは12名が参戦、リザーバ選手であるジュンペイ・バニングスは出場権を得られず甲板で涙を流している姿が確認されている。
トーナメント一回戦 アプラ−vs燃える漢のボール
一回戦は現在話題の難波インダストリからストライク・バック参戦権を譲渡された難波システム開発より、アプラシリーズの開発機であるアプラ−(マイナス)が出場。相手は予算削減で工作機を流用した熱き漢のボールに騎乗する神代進。両者とも前大会に比べ機体ランクを落としての参戦であるが、パイロットの技量とメカニックの整備の腕は別の問題である。
対戦は両機中間距離からの開始、熱き漢のボールは漢の180ミリ砲で攻撃、これを連続で命中させて先制した。アプラ−はセッティングの影響だろうか、やや動きが鈍いが接近するとぎくしゃくした動きでチェインソードを振り回す。対するボールはシャイニングマニピュレーターで反撃、やはり不器用な動きだがアプラ−を捕捉すると高熱で輝くアームでつかみかかった。その後も手数勝負でチェインソードで切りかかるアプラ−に、ボールはマニピュレーターの一撃を狙う。動きが安定しない分だけ予測が困難になったか、チェインソードが続けてボールの装甲を削るものの開始早々のダメージが後をひいたか、最後はシャイニングマニピュレーターがアプラ−の頭部を捉えてこれを装甲ごと破壊した。
○熱き漢のボール(14分機動停止)アプラ−× 18vs-1
トーナメント一回戦 ガルガンチュアvsトータス号乙型
一回戦第二試合はネス・フェザード騎乗のガルガンチュアとコルネリオ・スフォルツァ駆るトータス号乙型。バランス機のガルガンチュアは今大会からの試験兵装であるアドバンスドシステム、ファブニールで機体の反応速度を強化、開始早々のニードルショットをトータス号に打ち込むと加速して接近、ブラスト・ソーで切りつけてペースを掴む。だがトータス号も得意の中間距離に戻すと伝送装置で相手を捕捉、冷凍光線の必勝パターンでガルガンチュアを捉えて四本の光条を装甲に突き刺した。
近接戦闘に利があるガルガンチュアは再接近、ブラスト・ソーを命中させる。だがトータス号は冷静に後退、やはり再び伝送装置に捉えると冷凍光線を直撃!ガルガンチュアは続けての砲撃はかわしたもののシステムファブニールの負荷が限界に達し、無念の機動停止となった。
○トータス号乙型(8分機動停止)ガルガンチュア× 24vs0
トーナメント一回戦 ぷにぷにエターニアvs横浜一番
一回戦第三試合、ぷにぷにおねーさんに対するは現役の横浜市長、中田宏が横浜を世界にアピールするべく市議会の反対を押し切っての参戦。みなとみらい線の開通に伴って元気一杯の市長は横浜市振興税、議会からは通称ストライク・バック税と呼ばれていた租税を資金に製造したその名も「横浜一番」を駆っての登場。
その横浜一番は開始早々遠距離からのマリノスシュートを発射、一弾を命中させて先制する。続けてシュート、有利な距離を取れないでいるエターニアに攻勢に出る。不利な状況になんとか接近を図るエターニアはフレアブラスターで反撃するが命中せず、逆にベイスターズバットの反撃を受けて再び距離を離されてしまい、ここまでは横浜一番の一方的なペース。
その後も回避に専念して機会をうかがっていたエターニアは博打覚悟で攻勢を狙うがこれが裏目に出て、接近を図ったところにマリノスシュートの狙撃を直撃されてしまう。フレアブラスターを命中させるが被ったダメージはより以上に大きく、余裕を持って距離をとった横浜一番はとどめのマリノスシュート。予想外に万全な展開で中田宏が一回戦を突破した。
○横浜一番(14分起動停止)ぷにぷにエターニア× 29vs-2
トーナメント一回戦 ドミニオンMk2vsGMライトアーマー
優勝からこそ遠ざかっているが安定した実力が売りのドミニオンと、耐久力を維持しつつ反応速度の向上と装甲の軽量化に成功したGMライトアーマーの対戦。まずは遠距離から、GMがビームスプレーガンで狙撃するがこれは空撃。双方が前進してドミニオンのゴスペル・ガンとGMの頭部バルカンとの打ち合いはGMが打ち勝って優勢に立つ。ドミニオンも焦らず反撃を続けるがGMもシールドを利してこれを冷静に回避。更に接近戦、ドミニオンの十字架剣を操縦技術でかわしたGMはビームサーベルを直撃!だがドミニオンも一旦離れるとゴスペル・ガンをGMの装甲に打ち込み体勢を崩したところで再接近、十字架剣を突き刺して反撃に移る。
両者互角のレベルの高い攻防は中間距離に戻って撃ち合い、双方のバルカンが相打ちとなって装甲を叩いた煙が視界を曇らせた。ここで勝負に出た両機は一気に接近、互いに突き出した剣が交錯する!視界が晴れ、ぎりぎりでビームサーベルをかわしたドミニオンが好勝負を制して二回戦進出を決めた。
○ドミニオンMk2(8分起動停止)GMライトアーマー× 10vs-1
トーナメント二回戦 猫たーぼXC10vs燃える漢のボール
前回優勝機である猫たーぼが登場、相手は一回戦を勝利したボール騎乗の神代進。近接戦闘から、高熱で輝くシャイニングマニピュレーターで掴みかかるボールを猫たーぼは得意の機動力で回避する。更に猫たーぼはオートとびうおエイミングを射出、浮遊機雷をボールにぶつけて動きを制限したところにツインテールパーツで一撃。駆動系に搭載したリンゲルポリマー流体による高機動性で機体をきしらせながらも先制に成功。
中間距離に移ったボールは漢の180ミリ砲で狙撃、反撃を図るが猫たーぼはこれも回避してわかさぎスパンカーを発射、直撃はしなかったものの再び接近、ツインテールを連続で命中させる。
ここからは一方的な展開となり一度離れてわかさぎスパンカーを命中、体勢を崩した相手に接近してツインテールでとどめ。教科書に載るような見事な連携で猫たーぼが実力を見せつけた。
○猫たーぼXC10(8分機動停止)熱き漢のボール× 32vs-7
トーナメント二回戦 どん・きほーて壱号あーるえっくすvsトータス号乙型
軽薄な言動だが意外に安定した実力を見せているベアトリス・バレンシアとどんきほーて壱号あーるえっくす。強豪トータス号との対戦は遠距離からのなんたらびーむっでどんきほーてが先制に成功する。続けて斉射、遠距離からの一方的な狙撃に危機を感じたトータス号はここで接近、必殺冷凍光線を射出するがどんきほーても抜き撃ちでたぶんれぇざぁを解放、双方の光条が交錯するが指向性の乱れた冷凍光線は直撃せずトータス号が大ダメージを受ける。
これをチャンスと見たどんきほーては距離を離して再びなんたらびーむっを発射、確実にトータス号を打ち抜き短期決戦で勝敗を決めてしまった。トータス号はまさかの展開で敗戦。
○どん・きほーて壱号あーるえっくす(5分機動停止)トータス号乙型× 34vs-1
トーナメント二回戦 フィッシャーキングvs横浜一番
実力者の登場が続く二回戦、ロストヴァ・トゥルビヨンはドラグーン系フィッシャーキングに搭乗、相手は一回戦を見事に勝ち上がった中田宏と横浜一番。ロストヴァ得意の中間距離から開始、射出されたフラッターを横浜一番は余裕を見せて回避する。おそらく波に乗ると実力を発揮するタイプなのだろう、横浜一番は高機動で遠距離に離れるとマリノスシュートを発射、フィッシャーキングも熟練の技量で直撃こそ避けるが数発が擦過する。これでペースを乱されたか、バランスの崩れたフィッシャーキングに横浜一番は中間距離からベイスターズバット、離れてマリノスシュートの移動攻撃を命中させて優勢に。
ここまで一方的な横浜ペースだがロストヴァも反撃を試みる。中間距離に戻してフラッターを発射、横浜の攻撃に直撃を許さず回避を続けるが、戦況を逆転させる糸口を掴むことができない。10分近くも薄氷を踏む操縦を続けたが遂に捕捉されると満身創痍のフィッシャーキングをマリノスシュートの熱戦が刺し貫いた。中田宏は実力者を堂々撃破して準決勝進出。
○横浜一番(16分機動停止)フィッシャーキング× 34vs-10
トーナメント二回戦 イシュトリルトンvsドミニオンMk2
本人は北欧系クォーターだと主張するスウェット上下の似合う男、テムウ・ガルナはイシュトリルトンに騎乗、対するは一回戦を突破したシャル・マクニコルとドミニオン。近距離指向のドミニオンは開始早々、十字架剣で切りつけて先制、イシュトリルトンもすかさず距離を離してエンピリアムフレイムを命中させるが構わず再接近して斬撃を浴びせる。
優位に立ったドミニオンは距離をとろうとする相手にあくまで接敵、十字架剣で切りかかるがテムウもこれをことごとく回避、熟練の技術を見せつける。時おり中間距離での撃ち合いが装甲をかすめるが目立った効果は得られず、やや膠着状態のまま12分過ぎ、ようやく遠距離を確保したイシュトリルトンがヴェイパーブラストを一斉発射!危険を悟ったドミニオンが八方向から襲い掛かる光条を続けて回避するが、二発が命中して装甲に虹が舞った。致命傷を避けたドミニオンは接近、優勢を活かして相打ち覚悟でゴスペル・ガンを発射しこれが命中、イシュトリルトンを機動停止に追い込む。
だが再び距離を遠隔に離したイシュトリルトンは再度ヴェイパーブラストを発射、ドミニオンは8弾中7弾を回避、だが防御専念した相手に続けて8弾発射、これも7弾を回避する。脅威の回避性能を見せたドミニオンだが近接を狙った一瞬、遂に捕らえられると複数の光条が装甲を叩き剣持つ天使はその鎧を貫かれて地に落ちることになった。
○イシュトリルトン(16分機動停止)ドミニオンMk2× 4vs-2
トーナメント準決勝 猫たーぼXC10vsどん・きほーて壱号あーるえっくす
強豪猫たーぼと山本いそべを迎え撃つはどんきほーてとベアトリス。まずはオートとびうおエイミングで猫たーぼが牽制、距離をとったどんきほーてにわかさぎスパンカーを命中させるがどんきほーてもたぶんれぇざぁを一撃命中させる。高出力の砲撃は装甲が薄い猫たーぼには強力。更に正面から撃ち合い、回避性能の高い猫たーぼはれぇざぁを次々とかわすが、確実に狙ってくる一撃が命中すると装甲を派手に削られる。
危険を悟った猫たーぼは接近戦に移行、オートとびうおエイミングでどんきほーてを追い込むとツインテールパーツの攻撃を直撃させて逆転に成功する。そのまま連爆する浮遊機雷軍にどんきほーてを強引に押し込みながらツインテールを直撃、これで一気に押し切った猫たーぼが激戦を制して三大会連続の決勝進出を決めた。
○猫たーぼXC10(5分機動停止)どん・きほーて壱号あーるえっくす× 17vs0
トーナメント準決勝 横浜一番vsイシュトリルトン
思いもよらない強さを見せている横浜一番は準決勝、テムウ・ガルナのイシュトリルトンと対戦。遠距離戦指向の両機は開始から距離を離して撃ち合いを始める。イシュトリルトンのヴェイパーブラストが複数、横浜一番に襲い掛かるが中田宏は勤務の合間に練習していたのであろうか、見事な操縦技術でこれを完全回避、逆にマリノスシュートを一発決めて先制する。続けて撃ち合い、今度はテムウが的確な射撃で8弾の光条を全て命中させると横浜一番の装甲が乱反射した派手な閃光に包まれる。
完全に正面からの撃ち合い、イシュトリルトンは的確にヴェイパーブラストを命中させるがヨツンヘイム系の出力不足が祟ったか、派手な光芒が装甲を破壊するには到らない。中田宏は一歩も退かずにマリノスシュートを連射、精度こそ低いがついにイシュトリルトンを捉えはじめると遂に捕捉、3弾のシュートを直撃させて膠着していた試合を一気に決着させた。これで横浜一番は堂々の決勝進出。
「ハットトリックですよ、
ハットトリックですよ!(中田宏談)」
○横浜一番(5分機動停止)イシュトリルトン× 25vs-1
NAKAMOTOストライク・バック第十七回大会決勝戦
勝率、実績ともトップクラスの山本いそべと猫たーぼシリーズは貫禄の決勝進出。相手はまさかの新人、現役横浜市長である中田宏だが、これまで優勝経験のある強豪をたてつづけに撃破しての決勝進出は決してまぐれではないだろう。
猫たーぼは機体の限界を追求する機動性と、それを活かしきるパイロットの操作技術に全てを託す方針。一方の横浜一番は遠距離戦闘での有効戦術の確立を狙う。両機がカタパルトに設営、タイムカウントが開始されると同時に磁力フィールド上を滑りはじめると、カウントゼロと同時に解放される。決勝戦が開始された。
相対距離は横浜一番待望の遠隔戦闘から開始、勇んでマリノスシュートを一斉発射するがこれは気負ったか全弾空撃。続けての射撃もやはり全て外れ、場内には軽い失笑もまじるがもともと装甲の薄い猫たーぼにとってはたとえ空撃であってもミスの許されない緊迫感は変わらないだろう。続けて射撃の精度を上げてくるが、猫たーぼは堅実にこれを回避、だが攻勢距離がとれないままに多弾頭兵器を一方的に避けつづけるプレッシャーは並大抵ではなく遂に一撃が命中。辛うじて直撃は回避する。
その後も猫たーぼは遠隔から間合いを詰めることができず防戦一方に。神経をすり減らす展開が20分近くも続き、その間に受けた損害が累積して気がつくと装甲のダメージも深刻なものになっていた。一方の横浜一番は余裕の完勝ペース。
このままじり貧での敗戦を嫌った山本いそべは駆動系のリンゲルポリマー流体に最大限の負荷をかけて、一気攻勢を図る。この時点で猫たーぼの機体は悲鳴をあげる関節部の負荷に耐えられなくなっているが構わず前進、直撃コースの砲撃を回避しながら接近してわかさぎスパンカーを発射するが横浜一番も容赦のないベイスターズバットで打ち返す。装甲が吹き飛ばされて遂に猫たーぼは機動停止、初参戦の横浜一番と中田宏横浜市長が圧倒的な強さで今大会の優勝を手中に収めた。
○横浜一番(24分機動停止)猫たーぼXC10× 37vs-3
総合成績
中田宏 横浜一番 ド 4戦4勝通算10戦06勝
山本いそべ 猫たーぼXC10 猫 3戦2勝通算27戦20勝
ベアトリス・バレンシア どん・きほーて壱号 セ 2戦1勝通算27戦11勝
テムウ・ガルナ イシュトリルトン ヨ 2戦1勝通算30戦17勝
シャル・マクニコル ドミニオンMk2 飛 2戦1勝通算29戦14勝
神代進 燃える漢のボール セ 2戦1勝通算25戦13勝
コルネリオ・スフォルツァ トータス号乙型 ヨ 2戦1勝通算20戦11勝
ロストヴァ・トゥルビヨン フィッシャーキング ド 1戦0勝通算37戦24勝
静志津香 ぷにぷにエターニア ド 1戦0勝通算25戦12勝
ネス・フェザード ガルガンチュア ド 1戦0勝通算26戦11勝
大宮笑 アプラ− ド 1戦0勝通算09戦04勝
ジム GMライトアーマー ド 1戦0勝通算06戦02勝
アナイス・ランゲマルク ** * 0戦0勝通算02戦00勝
ジュンペイ・バニングス ズワウス セ 0戦0勝通算10戦01勝
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