’97年 エリザベス女王杯 レース回顧


着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 5 エリモシック 2125 56 92
2 3 ダンスパートナー 2125 56 92
3 15 エイシンサンサン 2126 56 91
4 4 フローレスリーフ 2127 56 90
5 6 エイシンカチータ 2128 54 85
6 8 パルブライト 2129 56 89
7 9 ビワハイジ 2129 56 89
8 7 メジロランバダ 2129 56 89
9 1 クイーンソネット 2131 56 87
10 13 アドマイヤラピス 2133 56 86
11 11 エアリバティー 2136 54 79
12 14 ケイエスミラー 2137 56 83
13 2 ビッグモンロー 2138 54 78
14 10 オレンジピール 2144 54 74
15 12 サイクロンジェーン 2145 54 73


馬場指数:−0.52

配当:枠連 2−3 ¥600, 馬連 3−5 ¥600


 馬場指数−0.52秒で、通常よりやや速いタイムの出る馬場。追い込みの決まり易い京都コースで、1・2着馬は4角14・11番手から追い込んできた。レースのペース自体は1000m通過59秒4で、まずまずのペース。道中を1・2番手で進めた15・4番が、3・4着に粘った位の展開だった。

 勝ち馬は4歳時から末脚には定評があった馬。メンバー中最速の34秒8で上がり、悲願のG1初制覇となった。父ダンシングブレーブは、追い込みは絶対不可能と言われている凱旋門賞を追い込んで勝ち、欧州最強馬、史上最強の凱旋門賞馬の称号を得たほどの名馬。奇病にかかってから日本に輸出され、少ないながらも種付けを行っている。その少ない産駒の中からキョウエイマーチに次いで、2頭目のG1勝ち馬の誕生となった。
 2着の3番は前走に続いて借敗。前走はゴール前差し切られ、今走は差し切ることが出来なかった。牝馬のトップクラスで若い頃から活躍を続けているのは立派の一言。個人的意見だが、サンデーサイレンスの最高傑作だと思う。
 1・2着の2頭とも今年限りで引退、繁殖入りとなるが、次のレースは有馬記念当たりか。最後の花道を飾るか、注目である。

 指数上平凡な指数のレースであったが、最後の2頭の追い比べは非常に見応えがあり、良いレースであったと思う。


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