’97年 阪神3歳牝馬ステークス レース回顧


着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 2 アインブライド 1358 53 71
2 11 キュンティア 1360 53 69
3 15 ダンツシリウス 1360 53 69
4 9 サラトガビューティ 1361 53 68
5 10 シンコウノビー 1362 53 67
6 3 ダイワリプルス 1362 53 67
7 12 テイエムオーロラ 1363 53 66
8 7 キューティマミー 1363 53 66
9 8 オータムリーフ 1368 53 61
10 5 コスモプルミエ 1369 53 60
11 6 ナイスパリス 1369 53 60
12 4 メイショウアヤメ 1371 53 58
13 1 エイシンシンシアナ 1378 53 50
14 16 タヤスレイア 1379 53 49
15 13 クリミナルシチー 1394 53 34
16 14 ラブファンタジー 1423 53 4


馬場指数:−0.30

配当: 枠連 1−6 ¥2,210, 馬連 2−11 ¥6,000


 5回阪神開幕週、馬場はやや硬めの−0.30だった。ペースはやや速めの1000m通過58秒9、ハイペースを象徴するかの様に先行した1,4,13番は馬群後方に沈んだ。

 勝った2番は、当HPの予想コーナーで2走前に87というメンバー最高の指数を出している。これを出したのが阪神1600mの野路菊ステークス。恐らくこの馬は阪神1600mのスペシャリストとしての素質があるのだろう。今回も道中ロス無く内目を進み、前がうまく空いた幸運も相まって馬群から抜け出し、栄光のG1制覇となった。だが、指数71はチョット頂けない。この程度の指数なら新馬戦でも出せるので、今回のレースは非常に低レベルだったことが分かる。
 2着は2戦目の11番。道中12番手から徐々に進出し、しっかりとした末脚でゴール寸前に2着に入った。今でもこれだけのレースセンスを持っているなら、今後キャリアを積めば非常に面白い存在になる。Darshaan産駒と言えば、レガシーワールドが勝ったJCで2着に入ったコタシャーンを思い出すが、あの馬も強烈な末脚を持った馬だった。Darshaan産駒は末の切れる遺伝子を伝えるようだ。
 3着は15番。先行した中では最先着したが、ハイペースでのスタミナのロスが痛かったか。だが人気の9,10番には先着。力のあることを証明した。12kgも馬体が減っていた9番は4着。気合い乗りがイマイチだったか。10番は騎手も首を傾げるくらい走らな過ぎた。まだ気性が若いようだ。

 低レベルのG1戦(大体3歳戦に高額賞金戦は必要ないのだ)、今後新星の台頭、成長力の差で、今日の着順は幾らでも入れ替わるだろう。


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