’97年 オークス レース回顧


着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 16 メジロドーベル 2277 550 93
2 9 ナナヨーウイング 2281 550 90
3 12 ダイイチシガー 2286 550 87
4 5 プロモーション 2290 550 84
5 3 オレンジピール 2292 550 83
6 8 エイシンカチータ 2297 550 79
7 11 ナイトクルーズ 2300 550 77
8 15 フミノパラダイス 2300 550 77
9 13 ハナノメガミ 2301 550 77
10 7 エアウイングス 2312 550 70
11 14 キョウエイマーチ 2312 550 70
12 6 スプリングダイアナ 2312 550 70
13 4 スパークアロー 2317 550 66
14 10 シーズプリンセス 2340 550 51
15 1 アイドルマキシマム 2345 550 48
中止 2 ヤマニンザナドゥ 中止 550 --

馬場指数:0.73

配当:枠連 5−8 ¥2,510, 馬連 9−16 ¥12,550


 前日の雨の影響と開催の進行で、良好だった東京の馬場も馬場指数0.73とだいぶ悪く なっていた。
 1番人気の14番は先行馬が多い中敢然と先頭に立ちレースを作った。スタート直後の1 ハロンこそ12秒台だったが、次に11秒0,11秒8とハロンラップを刻み、大外枠の為 かハナに立つのに苦労している。後はラスト2ハロン目が11秒8であるだけで、12秒台 の平均的なペースで流れる。馬場状態を考えるとこのラップは速かったのか。直線入り口で 止まった様に失速した14番は距離の壁か。

 16,9,12番と3着までに入った馬は何れも中段より後方でレースを進めた。差し・ 追込みの組み合わせで決まったところを見ると、やはりペースは速かったと見るのが正しい と思う。4角9番手の位置から直線だけで8頭の馬を差し切った16番の決め手が1枚上手 で、第58代の樫の女王に輝いた。皐月賞に続き関東馬の優勝となったが、これが何とあの 同じメジロのメジロラモーヌ(牝馬3冠馬)以来11年ぶりである。

 指数上ではペースを考えると少々物足りないか。桜花賞からの上積みが余り無く、全体の レベルとしては余り高くないと言わざるを得ない。上位3頭はそこそこの指数だが、70を 切る様な馬が出てくる様なレースになるとは...。秋には皆もっと強くなって来て欲しい と願う。


G1レース回顧に戻る      ホームに戻る