’97年 安田記念 レース回顧


着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 10 タイキブリザード 1338 580 109
2 16 ジェニュイン 1339 580 108
3 7 スピードワールド 1341 540 98
4 9 アマジックマン 1342 580 105
5 17 ナムラホームズ 1344 580 103
6 18 ビコーペガサス 1344 580 103
7 5 マサラッキ 1344 580 103
8 15 ヒシアケボノ 1346 580 101
9 14 エイシンバーリン 1346 560 97
10 3 ロイヤルスズカ 1349 580 98
11 8 タイキフォーチュン 1349 580 98
12 12 ヤマニンパラダイス 1350 560 93
13 4 スギノハヤカゼ 1353 580 94
14 B 11 ビートパッション 1356 580 91
15 1 ショウリノメガミ 1357 560 86
16 13 チアズサイレンス 1357 580 90
17 2 オースミマックス 1359 580 88
18 6 クラウンシチー 1364 580 83

馬場指数:+0.27

配当:枠連 5−8 ¥870, 馬連 10−16 ¥1,360


 東京開催最終日ともなれば、馬場が痛んでいても不思議はない。馬場指数は+0.27と やや遅いラップが出る馬場であった。
 レースラップは最初の1ハロンが12秒5である以外は全て11秒台の淀みない流れ。G 1にしてはややスローな流れだったか。前後半47秒1−46秒7と後半がやや速い物の殆 ど同じという最近珍しいパターン。勝った馬は4角8番手から直線で先に抜け出した16 番を追う。「また届かず2着か...」誰もがそう思ったがこの日の10番は違った。パド ックでは思わず唸ってしまう様なはち切れんばかりの馬体を見せており、ただいま絶好調を アピールしていた。ゴールまでにはきっちりと16番を交わし、悲願のG1初制覇。3年連 続の挑戦で、一昨年は3着、昨年は2着、そして今年は1着と、これは冗談の様なホントの話。

 16番は休み明けで少し物足りない馬体だったが、さすがG1 2勝馬。4角4番手から坂 を越えたあたりでは先頭に立ち、このまま押し切るかと思われたが、今日はいつもと違って 鞍上と折り合っていた10番に交わされた。使っていて仕上がっていた馬との差が出た感じ。
 3着は唯一の4歳馬の7番が入線。噂に違わぬ活躍を見せた。やはりこの馬は本物なのか。

 1・2着馬は各々109・108の高い指数を出しており、これぞG1といった感じ。3 着の7番を除いて8着までが100を越える高い指数を出しており、各馬実力を出し切った レースだった様に思う。3着の7番は斤量が54kgだった為指数は98とG1にしては平 凡。58kgで出走しなければならない来年までに順調に成長しなければ、G1には一歩足 りない存在になるであろう。とはいえ、この時期の4歳馬にしては98の指数は破格。昨年 のこの時期にファビラスラフィンが90後半の指数を出していたが、7番はファビラス並の 馬と言うことになる。

 注目の外国馬9番は4着。休み明けにも関わらずこの成績は立派と思う。フランス・ドイツ のGウィナーが伊達ではなかったことを証明した。



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