’98年 朝日杯3歳ステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 8 アドマイヤコジーン 1353 54 84
2 7 エイシンキャメロン 1353 54 84
3 5 バイオマスター 1359 54 78
4 6 マチカネキンノホシ 1359 54 78
5 12 エイシンルバーン 1361 54 76
6 3 マチカネテルテル 1361 54 76
7 4 クリスタルトウジン 1361 54 76
8 9 ケイアイハリケーン 1363 54 74
9 14 ロサード 1363 54 74
10 11 オースミブライト 1368 54 69
11 1 アストラルブレイズ 1377 54 60
12 13 リザーブユアハート 1378 54 58
13 10 ケイアイジョン 1379 54 57
14 2 トウカイナンバー 1400 54 36

馬場指数:−0.36

配当:枠連 5−5 ¥610, 馬連 7−8 ¥620


 馬場指数は−0.36。通常よりやや速いタイムの出る馬場であった。
 ペースは前後半4F・46秒9−48秒4、1000m通過58秒9と、やや速めのペース。

 勝ち馬は2着馬を見ながらレースを進めていたが、道中で騎手の手が動いていた様に行きっぷりが余り良くない感じで見ている者をハラハラさせたが、追い出されてからの反応はさすがといった感じ。上がり3Fはメンバー中最速の35秒9。並んだら負けないといった勝負根性ムキ出しの追い込みで3歳チャンピオンになった。だが指数値84は昨年の異常なまでのハイレベルには遠く及ばない。
 2着馬は終始3番手でレースを進めたが、ややハイペースだったのが痛かったか。パドックでもイレ込んでいたし、少しかかる素振りを見せたのも最後に響いた。勝ち馬と同タイムで同じ指数値。2頭が少し抜けていたように見えたレースだった。
 3着の5番は能力は100%出したと思う。現状では上位2頭とは能力的に差があった様だ。
 私にとって一番印象的だったのが4着の6番。4角で内に斜行し2番の進路を妨害した(降着にはならなかった)が、その時に騎手が追うのを止め後ろを振り返っていた。更に直線では外にヨレた5番に前をカットされ、体勢を立て直しての4着は大いに評価したい。それでいて上がり3F・36秒2。まともなら36秒を切る脚で1・2着馬を脅かしていたかもしれない。

 レースの内容は余りハイレベルではなかったが、結果的には1・2着馬の実力が抜けていた様に見えたレースだった。ただ、”この距離では”という修飾子を付けたい。今日の上位馬でダービーまで見えたと考えるのは早計である。

G1レース回顧に戻る      ホームに戻る