’98年 皐月賞 レース回顧


着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 3 セイウンスカイ 2013 57 100
2 12 キングヘイロー 2014 57 99
3 18 スペシャルウィーク 2016 57 97
4 1 エモシオン 2021 57 93
5 4 ディヴァインライト 2022 57 92
6 13 ボールドエンペラー 2024 57 91
7 7 クリールサイクロン 2026 57 89
8 14 タヤスアゲイン 2026 57 89
9 6 ウィニングラック 2028 57 87
10 16 セイクビゼン 2030 57 86
11 B10 フジラッキーボーイ 2031 57 85
12 8 マイホームタウン 2032 57 84
13 5 ビルドアップリバー 2032 57 84
14 9 シャインポイント 2037 57 80
15 15 スペーストラベラー 2038 57 79
16 2 コウエイテンカイチ 2039 57 78
17 11 トウカイパンチ 2040 57 78
18 17 ケイエスグットワン 2044 57 74

馬場指数:−0.35

配当:枠連 2−6 ¥1,280, 馬連 3−12 ¥1,710


 荒れているとは言われながらも以外にも速い馬場。馬場指数は−0.35と出た。

 ペースは前後半60秒4−60秒9の平均ペース。近5年に限ってもちょうど中間ぐらい。先行馬に楽とは言えなくもないが、道中1,2番手でレースを進め、そのまま押し切った勝馬は、前走でも見せた様な2枚腰のある逃げで追い込み馬たちの追撃を退けた内容は完璧なレース運び。鞍上のペース判断もさることながら、馬が強かったとしか言いようがなく、叩き出したスピード指数100はこの時期の4歳馬としては秀逸。同じ様に逃げ馬が勝った昨年と異なり、レース自体も大変レベルが高かったと言える。父シェリフズスターは種牡馬失格の烙印が押され、用途変更になり今では行方しれずだが、後継の種牡馬としてもこの馬には期待がかかるだろう
 2着の12番は、このレース以前のスピード指数値からはとても買えない馬。レースに行ってそれなりに走る馬と言うことらしく、99と言う指数は立派なもので、この馬としても生涯最高値をマークしている。実力を全て出し切ったものの、決め手がないため2着に甘んじた。ここのところ同様なレースが続いているが、この手の馬は今後も勝ちきれない可能性が高い。決め手があれば相当な器なので、今後の成長に期待したい。
 1番人気の18番は3着。メンバー中最速の3F・36秒1の脚で追い込んだものの、前2頭が止まらなかった。ペース、枠順と色々敗因は考えられるが、このレースのメンバー中では間違いなく能力上位であることを証明し、”負けてなお強し”を印象づけた。次走では形にはまれば十分巻き返せるだろう。
 4着以降の馬は、現時点では上位3頭とは少し差があるようだ。それぞれこのレース以前のスピード指数と同等の値を出してはいるが、それ以上に上位3頭が強かったということだろう。

 サンデーサイレンス産駒は、3頭とも破れ去ったが、ダービーで巻き返しを狙ってくるだろう。昨年の牡馬3冠+牝馬2冠レースでは無冠に終わったが、今年はどうなるのだろうか。


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