’98年 スプリンターズステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 10 マイネルラヴ 1086 55 99
2 3 シーキングザパール 1086 55 99
3 13 タイキシャトル 1086 57 103
4 8 ワシントンカラー 1090 57 97
5 11 セレクトグリーン 1093 55 89
6 7 フェイマスケイ 1094 57 91
7 6 エイシンガイモン 1095 57 90
8 4 マサラッキ 1097 57 87
9 1 ケイワンバイキング 1098 57 86
10 16 エイシンバーリン 1099 55 80
11 14 シンコウフォレスト 1101 57 81
12 2 スタープログラマー 1101 57 81
13 15 ドージマムテキ 1104 57 77
14 9 トキオパーフェクト 1121 55 49
15 5 エクボ 1122 55 48
取消 12 ボルショイ 57

馬場指数:−0.70

配当:枠連 2−5 ¥2,930, 馬連 3−10 ¥15,920


 馬場状態はまずまずで、馬場指数は−0.70。通常より0.7秒速いタイムの出る馬場であった。
 ペースは前後半3F・32秒9−35秒7。馬場状態が良かったとはいえ、スタートから2ハロン目に10秒3が出た様に、前後半で3秒近いタイム差があるところを見るとハイペースだった様だ。

 勝ち馬は道中7番手から4角で外をまくり、2番手から13番と併せ馬状態。35秒3の上がりで13番をねじ伏せた。ペース、鞍上の判断・騎乗振り、全てがハマったという言い方をしたら失礼かもしれないが、G1の指数としては物足りない99。やはり予想通り、低レベルの指数に終わった。
 2着の3番は道中再後方。4角11番手からメンバー最速で唯一の34秒台の末脚、34秒8で追い込んできたが惜しくも少し足りなかった。この馬は1600mの前走は人気を裏切る形になったが、適距離は1,200〜1,400mくらいだと思われる。国際G1馬の意地を見せた感じだった。
 断然の1番人気、13番は3着。前走から体重が増えており太かったとの見方もできるが、指数上はいつもと大して変わらない。実力はほぼ出し切った様に思うし、ハイペースの中、3番手でレースを進めたのも最後に響いた様だ。この馬は短距離ばかり走っているものの、110以上の指数を出したことがない。当サイトでも再三言っている様に、この馬はズバ抜けて強い馬ではないと思うし、適距離も1600m以上だろう。

 1・2着馬は希しくも牝馬で、シーキングザゴールド産駒。どちらの馬も1200mという距離に対しての適性があったと同時に、来年以降この距離では楽しみな存在になった。13番はレース後に引退式を行ったが、関係者の心中は察する物がある。そのスピードを是非産駒に伝えて欲しい。


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