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’98年 高松宮記念 レース回顧 |
着 順 | 馬 番 | 馬 名 | タイム | 斤 量 | 指 数 |
1 | 8 | シンコウフォレスト | 1091 | 57 | 107 |
2 | 1 | ワシントンカラー | 1092 | 57 | 106 |
3 | 16 | エイシンバーリン | 1092 | 55 | 102 |
4 | 5 | シーキングザパール | 1093 | 55 | 100 |
5 | 9 | ケイワンバイキング | 1093 | 57 | 104 |
6 | 2 | ビコーペガサス | 1097 | 57 | 99 |
7 | 3 | ドージマムテキ | 1101 | 57 | 93 |
8 | 12 | ジェットアラウンド | 1102 | 57 | 92 |
9 | 10 | チアズサイレンス | 1104 | 57 | 89 |
10 | 17 | マサラッキ | 1107 | 57 | 85 |
11 | 15 | スギノハヤカゼ | 1108 | 57 | 83 |
12 | 4 | ザゴールド | 1109 | 57 | 82 |
13 | 7 | コクトジュリアン | 1109 | 57 | 82 |
14 | 6 | キビダンゴ | 1109 | 57 | 82 |
15 | 14 | ヤシマジャパン | 1110 | 57 | 80 |
16 | 11 | スーパーナカヤマ | 1111 | 57 | 79 |
取消 | 13 | ブラックタイキス | - | 55 | - |
レースは前半33秒7−後半35秒4で、馬場を考えてもまずまずのペース。逃げた16番が3着、勝馬は2番手でレースを進めたので先行有利だったとも受け取れるが、これについて行ったその他の先行馬たちが惨敗しているところを見ると、コース適正と共に馬場適正も必要だった様だ。
勝馬は道中2番手から直線で先頭に立ち、後続の追撃を断ちきり優勝。2年連続”シンコウ”の馬がこの高松宮記念(昨年は高松宮杯)を制したことになる。ここのところ惜しい競馬が続いており、また重賞は阪急杯(G3)しか勝っていなかったが、2つ目の重賞タイトルがG1になった。指数107も立派な物。良馬場でも通用するのはいうまでもなく、今後タイキシャトルとの対決が楽しみである。
2着の1番は、ここのところ成績が悪く人気を落としていたが、スプリンターズS3着などの実績があり、実力はG1級。ダートでも通用する様な渋太い(逆に言えばジリっぽい)末脚で追い込み2着に入った。106という指数もこの馬の復調を意味するものだと思う。
3着に逃げ粘った16番も持ち前の2枚腰の逃げを披露してくれた。脚質的にはこのコースが合っているのだろうが、現状ではこれが精一杯の力だと思う。
1番人気の5番は4着。鞍上のコメントも馬場を敗因に挙げているが、それ以上に距離適正が疑わしい様に思えた。やはりこの馬は1600〜2000mで最も力を発揮するのではないか。
上位人気の15番、17番は見せ場無く終わった。両馬とも重馬場が応えた模様。特に15番はスプリント戦では致命的なダメージ、出遅れをしでかしてしまった。
タイキシャトルとの戦いは秋になるだろうが、今回のレースで負けた連中も合わせてパンパンの良馬場で決着を付けて欲しいと思う。