’99年 阪神3歳牝馬ステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 1 ヤマカツスズラン 1356 53 76
2 14 ゲイリーファンキー 1359 53 73
3 4 マヤノメイビー 1359 53 73
4 12 チアズグレイス 1361 53 71
5 13 テネシーガール 1361 53 71
6 15 マターラミツル 1363 53 69
7 7 ベルグチケット 1363 53 69
8 8 アルーリングアクト 1366 53 66
9 2 エンゼルカロ 1366 53 66
10 3 アカズキンチャン 1368 53 64
11 11 マイネアプリコット 1369 53 63
12 6 マイネアメジスト 1369 53 63
13 5 グロウリボン 1372 53 60
14 9 ウォーターポラリス 1375 53 57
取消 10 テイエムダイカグラ - 53 -

馬場指数:−0.73

配当:枠連 1−8 ¥1,100, 馬連 1−14 ¥1,330


 阪神開催の開幕週。馬場指数は通常より0.73秒速いタイムの出る馬場であった。ペースは前後半4F・47秒9−47秒7。数字を見ると平均ペースの様に見えるが、馬場を考えるとスローペースと言って良いだろう。

 勝馬は逃げ馬のペースになったレースで終始先頭に立ち、結局そのまま押し切ってしまった。先行馬が多かったのでハイペースが予想されたが、それらが全て控えたため単騎逃げを打てたのが幸運だった。スローペースのため指数は76と悪い。このまま同世代No.1の座を譲らずに来年1年を乗り切れるかどうかは、今のところ疑問であると言わざるを得ない結果であった。
 2着は14番。4番の急追をハナ差凌ぎきっての2着であったが、勝馬との差は余り詰められなかった。実力は現段階では上位かもしれないが、イマイチ物足りなさを感じさせるレースが続いている。今後の成長が鍵になるが、このレースに限っては将来性を感じなかった。
 最後の直線で最も魅せてくれたのが3着の4番。メンバー中唯一の34秒台(34秒9)の末脚で追い込んだが、ハナ差14番に及ばずの3着だった。良い脚を長く使えるタイプのこの馬は、もう少し長い距離もこなせそうな感じも伺えた。

 見ていても分かると思うが、はっきり言って低レベルなレースだった。今回の出走メンバーで来年の4歳3冠レースの主役級を務められそうな馬は少ないだろう。今後の新星に期待したい。


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