’99年 マイルチャンピオンシップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 6 エアジハード 1328 57 105
2 9 キングヘイロー 1330 57 103
3 15 ブラックホーク 1332 57 101
4 8 アドマイヤカイザー 1334 55 94
5 10 キョウエイマーチ 1334 55 94
6 16 ニッポーアトラス 1336 57 96
7 11 チェックメイト 1338 57 94
8 4 エイシンガイモン 1338 57 94
9 14 ブリリアントロード 1339 57 93
10 3 ダイワテキサス 1339 57 93
11 5 エイシンルバーン 1341 55 87
12 7 ザカリヤ 1342 55 86
13 12 ミッドナイトベット 1344 57 88
14 18 スギノキューティー 1345 55 83
15 13 スピードスター 1349 57 83
16 17 エイシンキャメロン 1350 55 78
17 2 ドラゴンライト 1352 57 80
18 1 ビッグサンデー 1358 57 74

馬場指数:−0.65

配当:枠連 3−5 ¥520, 馬連 6−9 ¥1,110


 京都開催も終わりに近づいているが、馬場状態はなかなか良好。馬場指数は−0.65と出た。レースはスタート直後の1ハロン・12秒1を除いて全て11秒台。前後半4F・45秒9−46秒9。この数字だけだとややハイペースに感じるが、1,000m通過57秒5という数字を見ると”やや”を取って”ハイペース”と言って良いだろう。

 勝馬は7番手追走から4角捲り、メンバー中最速の上がり34秒4で抜け出して完勝。正に”横綱相撲”であった。昨年のタイキシャトルに続いて、同一年度の春・秋のマイルG1連覇を達成した。指数的にはこの馬の能力の限界値かもしれないが、マイルのG1で105という指数はチョット物足りない。タイキシャトルはこの位の指数しか出すことのできなかったので、一応その域には達しているものの更なる成長を望みたい。
 2着は9番。勝馬とほぼ同じ位置取りでレースを進めていたが、4角で捲っていけなかったのが最後の着差になった。勝馬と同じ上がりタイムだったので、4角の位置取りが悔やまれる所。この秋2戦とも着順こそイマイチだったが、指数的にはこのくらい走れても不思議無いくらいであった。春の安田記念では惨敗だったが、マイルのこの位のメンバーであれば十分通用することを証明した。ただ何にしてもムラ駆けする馬、過信は危険なのは今後も同じである。
 3着は2番人気の15番。関係者は力負けを認めているが、この馬自身の生涯最高値101という指数をマークしている点からも、力は出し切っているはず。関係者の言うとおり、完全な力負け。むしろ指数的には良く走っていると思う。

 勝馬はこのあと香港で国際G1にチャレンジする予定と聞く。父はジャパンカップで”世界”に挑戦したが、残念ながら手が届かなかった。父から譲り受けたこのスピードを武器に、国際G1勝利を願う。○父の馬による国際G1制覇。これが達成できてから、新たな競馬の一ページがスタートするであろう。


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