’99年 NHKマイルカップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 5 シンボリインディ 1338 57 97
2 7 ザカリヤ 1339 57 96
3 6 レッドチリペッパー 1343 55 88
4 11 マチカネキンノホシ 1345 57 89
5 13 マイネルタンゴ 1345 57 89
6 17 インターサクセス 1347 57 87
7 3 トウカイダンディー 1347 57 87
8 2 タイキトレジャー 1348 57 86
9 12 ロサード 1349 57 85
10 1 エイシンキャメロン 1351 57 83
11 14 フサイチミキオー 1352 57 82
12 8 サヤカ 1352 55 78
13 15 ジュエリーソード 1354 57 80
14 4 ミッキーダンス 1355 57 79
15 9 バイオマスター 1357 57 77
16 10 ダイイチブライト 1357 57 77
17 16 グラスグラード 1357 57 77
18 18 ノーザンカピタン 1375 57 59

馬場指数:−0.73

配当:枠連 3−4 ¥640, 馬連 5−7 ¥1,560


 少し湿ってはいたが良発表の馬場は馬場指数−0.73が示す通りやや早いタイムの出る馬場。ペースは、前後半4F・45秒8−48秒0、1000m通過57秒7のハイペース。結果として先行馬は総崩れになった。

 勝ち馬は道中15番手の後方、最後の直線で開いた間隙を突いて抜け出し、4歳マイル王の座に就いた。メンバー最速の上がり35秒1の末脚はG1で必要な決め手に足る物で、今後もこの馬の一番の武器になるだろう。ただ今回のレースに関しては正に”型にはまった”感じは否めず、今後も安定して勝てるかどうかは疑問が残る。道中内でじっと我慢し、最後に前が開いたから良かったものの、あのまま内に閉じこめられたら当然勝ちはなかったろうし、仮に外を回っていたらあの脚が使えたかどうか分からない。今回の勝ちを鵜呑みにすると危険である。
 むしろ強さを感じたのは2着の7番の方。道中は中段7番手追走、4角でまくって3番手から35秒9で上がってきたが、内をすくった勝ち馬の末脚が上回り2着に破れた。最後追い出してから13番に進路を塞がれ、体勢を立て直しているうち出し抜かれてしまった。
 3着は6番。この馬には決め手がなく、ジリジリと伸びてくるのが精一杯。こういった馬はどんなレースに出ても2着・3着を繰り返すタイプで、今後も人気にはなるだろうがじれったいレースが続くだろう。

 勝ち馬・2着馬が出した指数は90代後半で、例年のこのレース並。逆にこの2頭以外は90にも満たない指数で、戦前に言われた”低レベル”を証明してしまった。全馬今後の成長に期待する。




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