2000年 阪神3歳牝馬ステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 9 テイエムオーシャン 1346 53 75
2 6 ダイワルージュ 1349 53 72
3 4 リワードアンセル 1350 53 71
4 5 ローレルプリンセス 1351 53 69
5 18 タカラサイレンス 1354 53 66
6 15 ハクバノテンシ 1358 53 62
同7 17 ツァリーヌ 1360 53 60
同7 7 トウカイロゼット 1360 53 60
9 11 サクセスリー 1360 53 60
10 3 ネームヴァリュー 1362 53 58
11 2 オイスターチケット 1366 53 54
12 16 ラガーページェント 1366 53 54
13 12 スターリーロマンス 1369 53 51
14 10 サンウィルシャイン 1370 53 50
15 13 タシロスプリング 1372 53 48
16 14 リキセレナード 1373 53 47
17 8 マイフェアレディ 1374 53 46
18 1 グレイトサンライズ 1411 53 7

馬場指数:−1.84

枠連 3− 5¥ 2,420 12人気
馬連 6− 9¥ 3,140 12人気
ワイド  6− 9¥ 1,390 15人気
 4− 9¥ 1,430 16人気
 4− 6¥ 2,190 28人気


 馬場指数は−1.84という驚異的な値が算出された。レースは前後半4F・47秒2−47秒4とほぼ同タイム。これだけを見ると平均ペースだったように見えるが、スタート直後の1Fが12秒6と最も遅いハロンラップを出している。スタート直後、先行馬が各々を牽制し合ったためと思われるが、それ以降のラップタイムは1回12秒0がある以外は全て11秒台。最初の1F以外は淀みないラップだったが、馬場指数を考えるとスローペースだったと言って良いだろう。

 勝馬は常に前々で競馬を進め、3角では先頭に並びかけ、最後も35秒5でまとめて完勝。着差の2馬身以上に強い勝ち方だった。このメンバーでは能力的に抜けていたように思うが、ペースを見極めて積極的にレースを進めた鞍上の手綱捌きも評価して良いだろう。だが、指数的には75と低調。馬場指数が異常な程良すぎたせいで指数が低めに出てしまったのか。道中ずっとかかりっ放しだった様で、距離が伸びると気性的な問題を解消しなければならないので、今後はその点が課題となるだろう。
 2着はダイワルージュだった。道中は勝馬とほぼ同位置にいたが、3角で前に行かなかった(行けなかった?)為に届かなかった。現状では勝馬との差はあるとしても、3・4角での位置取りが違ったらもう少し差は縮まっていただろう。
 3着のリワードアンセルもダイワルージュと同様で、馬群を捌くのに時間がかかった分届かなかった。だが、前が開いた後、狭いところを突いて抜けてくる当たりはなかなかの素質を感じた。

 このレースの結果が来年のクラシックに直接結びつくとは思えないが、テイエムオーシャンの今後のレース振りには注目してみたい。


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