2000年 菊花賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 指 数 斤 量
1 15 エアシャカール 3047 98 57
2 13 トーホウシデン 3047 98 57
3 1 エリモブライアン 3054 94 57
4 4 ケージージェット 3055 94 57
5 6 アグネスフライト 3056 93 57
6 17 フェリシタル 3056 93 57
7 3 ヤマニンリスペクト 3057 93 57
8 9 ジョウテンブレーヴ 3058 92 57
9 5 トップコマンダー 3059 92 57
10 7 ホワイトハピネス 3060 91 57
11 12 ヒシマジェスティ 3061 91 57
12 2 ダイワバーミンガム 3061 91 57
13 16 カリスマシルバー 3062 90 57
14 8 スプリームコート 3066 88 57
15 10 マッキーローレル 3066 88 57
16 14 マイネルビンテージ 3073 84 57
17 18 クリノキングオー 3078 82 57
18 11 ゴーステディ 3102 69 57

馬場指数:−1.25

枠連 7− 7¥ 1,510  5人気
馬連13−15¥ 1,580  4人気
ワイド 13−15¥   550  3人気
 1−15¥ 1,100 10人気
 1−13¥ 1,930 19人気


 先週に引き続き、京都は絶好の馬場。馬場指数は−1.25で、これは基準タイムより1秒25速いタイムの出る馬場という意味。ペースは前、中、後半5F・61秒5−62秒8−60秒4。前半7F86秒8、8ハロン目の12秒7を挟んでゴールまでの7F・85秒2。近年長距離レースではスローペースが多いが、全体的に平均的な流れ。馬場指数が良いためハイペースとは言えないが、誤魔化しの利かないG1らしい厳しい展開になり、本来の長距離レースらしいレースになった。

 勝馬は中段を進み、常に一番人気のアグネスフライトを傍らに見ながら4角7番手からスパート。狭いところをアッと言う間に突き抜け、追いすがるトーホウシデンの追撃をクビ差凌ぎ切って2冠を達成。指数の98は距離を考えると大変優秀。
 2着のトーホウシデンは末脚勝負になったらエアシャカールには敵わない。馬の状態も良かったし、力は出し切っている。長距離の適性も証明でき、今後が楽しみな一頭。勝馬と同じく98という指数からも、能力の高さが伺える。
 3着以下は1・2着馬とは大分離され、この距離での能力差がかなりあるようだ。特に1番人気のアグネスフライトは、4角で既に手応えが怪しくなっていた。追い切りも少しもたつくところが見られたため、状態面で完調とは言えなかったのかも知れない。距離的にも長いのだろう。

 スローペースの上がりだけの勝負にならずに、G1らしい厳しい流れになったことが良かったと思う。ただ、前にも書いたが高い指数を出した後は当然反動が大きいので、今後は無理をせずに使って欲しいと思う。早くもテイエムオペラオーとの対決を切望する声が聞かれ、どうやらジャパンカップで対戦しそうな感じであるが、疲労が残っていなければよいのだが...


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