2000年 マイルチャンピオンシップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 13 アグネスデジタル 1326 55 102
2 11 ダイタクリーヴァ 1327 55 101
3 7 メイショウオウドウ 1328 57 104
4 4 ダイタクヤマト 1330 57 102
5 2 エイシンプレストン 1332 55 96
6 5 マイネルマックス 1332 57 100
7 8 キングヘイロー 1332 57 100
8 18 ブラックホーク 1332 57 100
9 12 エイシンルバーン 1337 57 94
10 3 ダイワカーリアン 1338 57 93
11 15 シンボリインディ 1341 57 90
12 10 アンブラスモア 1342 57 89
13 6 ビーチフラッグ 1342 53 81
14 1 ヤマカツスズラン 1344 53 79
15 14 ジョービッグバン 1344 57 87
16 9 ビッグサンデー 1347 57 84
17 16 ミッドナイトベット 1360 57 71
18 17 スギノハヤカゼ 1361 57 70

馬場指数:−0.61

枠連 6− 7¥   950  3人気
馬連11−13¥18,050 52人気
ワイド 11−13¥ 3,880 48人気
 7−13¥19,040106人気
 7−11¥ 4,180 53人気


 この秋良好な馬場状態で開催を続けている京都の馬場指数は−0.61。ほぼ標準的なタイムの出る馬場であったということになる。レースは前後半4F・45秒3−47秒3と2秒も後半の方が時計のかかるペース。馬群が縦長になったことからも分かるように、ハイペースだったと言うことができる。1〜3着馬の3角での位置はアグネスデジタル・15番手、ダイタクリーヴァ・14番手、メイショウオウドウ・17番手と完全に追い込み馬(後方待機馬と行った方が正確か?)有利な展開になった。

 勝馬のアグネスデジタルはダイタクリーヴァでほぼ勝馬が決まったかと思われた時に外から一気に馬群を抜き去って優勝。まさに他の馬が止まって見えたというのはこの事で、あまりの切れの良さに鞍上も驚いていた様子。当サイトの予想でも”それ程速い末脚がないので、速い流れに付いていけず後方に位置してしまうと苦しい”と書いたが、その声に反発するかのような見事な末脚だった。ただ、指数の102という値は1600mのG1としては寂しい値。
 2着のダイタクリーヴァは後少しの所で大魚を逃した。元々この距離では古馬に混じっても通用しそうな指数を出していたが、今回ばかりは勝ち馬の鬼脚に屈した。負けはしたが高い距離適性を示したので、今後は楽しみな一頭。
 3着は余り人気の無かったメイショウオウドウ。ご存じの様にあのグラスワンダーに肉薄した実績はあったが、近走の不振から人気を落としていた。勝馬から0.2秒遅れの3着だが、斤量が2kg重いため、指数は最も高い104という値になった。だがこれでもまだマイルのG1としては低い値。

 レコード決着となったが、スピード指数上はそれ程レベルの高い走破タイムではなかった。だがレース自体は豪快な追い込みが決まり、大変見応えのあるレースだった。


G1レース回顧に戻る      ホームに戻る