2000年 秋華賞 レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 4 ティコティコタック 1599 55 85
2 14 ヤマカツスズラン 2000 55 84
3 5 トーワトレジャー 2001 55 84
4 2 チアズグレイス 2003 55 82
5 3 グランパドドゥ 2009 55 77
6 9 ジェミードレス 2009 55 77
7 6 バイラリーナ 2011 55 75
8 13 マターラミツル 2011 55 75
9 15 レディバラード 2011 55 75
10 12 シルクプリマドンナ 2011 55 75
11 10 ニホンピロスワン 2011 55 75
12 8 サファイヤコースト 2012 55 75
13 18 カリスマサンオペラ 2013 55 74
14 7 フューチャサンデー 2015 55 72
15 16 サニーサイドアップ 2015 55 72
16 1 ポンデローザ 2017 55 70
17 17 マニックサンデー 2019 55 69
18 11 マルターズスパーブ 2021 55 67

馬場指数:−1.35

枠連 2− 7¥ 4,480 19人気
馬連 4−14¥30,010 78人気
ワイド  4−14¥ 7,100 75人気
 4− 5¥ 4,030 47人気
 5−14¥ 3,340 36人気


 馬場指数は−1.35。正に絶好の良馬場であった。ペースは前後半5F・60秒8−59秒1。馬場状態を抜きにしても少し遅めのペースで、馬場状態を考えるとかなりのスローペースだったと言える。前半は殆ど12秒台のハロンラップで、5F〜6Fが13秒1。直後に12秒1と急に早くなり、後はゴールまでずっと11秒台前半という上がりの競馬になった。

 勝馬のティコティコタックは、道中4番手から驚異の上がり33秒5で逃げ粘るヤマカツスズランを交わし優勝。大波乱の一番の立て役者となった。元々切れ味鋭い末脚を持っている馬だが、位置取りと言いレース展開と言い正にピッタリ填った感じ。馬場の割にはペースが遅く、勝ち時計が悪いため、指数的には85と低調。
 2着は逃げたヤマカツスズランだった。最後の最後で勝馬の末脚に屈してしまったが、3歳女王の貫禄を見せたか。距離的には少し長いように思うが、ペースが遅ければこの位の距離でも何とか持つだろう。この馬自身も34秒0で上がっているので、これを捕らえるのは至難の業だったと言える。負けて悔しいかも知れないが、今回ばかりは勝馬の末脚に脱帽するしかないだろう。
 今回最も強い競馬をしたのが3着のトーワトレジャー。着順掲示板に載った馬の中では最も後ろに位置していた。メンバー中最速の33秒4の末脚で追い込んできたが、如何せん前が止まらない展開ではこれが精一杯。展開のアヤに泣いた一頭。
 桜花賞馬・チアズグレイスはいつもより積極的な競馬、道中2番手でレースを進めたが、最後の直線で勝馬とトーワTに交わされてしまった。一応持ち味の末脚、上がり34秒1を駆使したのだが、実力的に抜けた存在ではなかったと言うことだろう。
 そしてオークス馬のシルクプリマドンナは、こういうレース展開では苦しい。ここまで切れる末脚はこの馬は持ち合わせておらず、この馬も展開に泣いた一頭。

 低調なレースが続いた4歳牝馬戦線もこれで終了。これから牡馬と混じってレースをする機会が増えるだろうが、このままでは苦戦が予想される。更なる成長を望みたい。


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