2001年 朝日杯フューチュリティ・ステークス レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 1 アドマイヤドン 1338 55 106
2 10 ヤマノブリザード 1339 55 105
3 13 スターエルドラード 1340 55 104
4 14 バランスオブゲーム 1341 55 103
5 3 アグネスソニック 1341 55 103
6 7 シベリアンメドウ 1341 55 103
7 12 ビッグスマッシュ 1344 55 100
8 6 カフェボストニアン 1344 55 100
9 8 イチロースワン 1345 55 99
10 4 ダイワファルコン 1346 55 98
11 9 ホーマンウイナー 1346 55 98
12 15 サダムブルースカイ 1346 55 98
13 11 ファストタテヤマ 1347 55 97
14 16 ヤマニンイデアル 1349 55 95
15 5 オースミエルスト 1349 55 95
16 2 ゲイリーファントム 1359 55 84

馬場指数:+0.73

枠連 1− 5¥   670  2人気
馬連 1−10¥   760  1人気
ワイド  1−10¥   380  1人気
 1−13¥ 1,870 22人気
10−13¥ 2,320 31人気


 馬場指数は+0.73。やや荒れた馬場だが、通常と殆ど変わりのないタイムの出る馬場であった。ペースは前半1000m通過が57秒7と、馬場指数を考えるとゲイリーファントムの逃げは玉砕的とさえ言えるほどのハイペース。前後半4Fは46秒2−47秒6で、後半の方が1秒4も時計がかかっている点からも、先行勢には厳しいレースになっていたことが分かる。

 勝ったアドマイヤドンはスタートしてから終始内ラチ沿いでレースを進め、3・4角で馬なりで先団に取り付き、直線では力強く抜け出して栄えある栄冠を手にした。4角で他馬と接触して少しバランスを崩したが、そんなことお構いなしの強い内容だった。ハイペースだったとはいえ、指数の106は驚異的な値。グラスワンダーが’97年の朝日杯3歳Sで出した指数が106だから、そのレベルにあるということか。このレースまでに出した指数が余りに低かった為予想では軽視したが、恐れ要ったという感じ。もちろん来年のクラシックでは最も注目すべきなのは言うまでもないが、くれぐれも無事に走っていって欲しい。
 2着のヤマノブリザードは4角8番手、大外やや膨らみながら回ってきて、メンバー中最速タイ(ファストタテヤマと同じ34秒9)の末脚を発揮したが届かなかった。大外を回らされた点、位置取りを考えると、もう一度レースをするとアドマイヤドンに先着できるかもしれないと思わせる内容だった。息の長い良い末脚を持っているのが、この馬の長所である。

 最後の直線で当サイトの本命のイチロースワンがシベリアンメドウに不利を受けていたが、後藤騎手が強引に馬体をぶつけながら馬群に割って入ろうとしていたのが見て取れた。何かと問題の多い騎手であるが、余りああいう乗り方は感心しない。ハイレベルな戦いを見ることができたが、クリーンなレースでなかったことが残念であった。


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