2001年 ジャパンカップ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 6 ジャングルポケット 2238 55 99
2 4 テイエムオペラオー 2238 57 103
3 10 ナリタトップロード 2244 57 99
4 8 ステイゴールド 2245 57 99
5 1 メイショウドトウ 2246 57 98
6 7 ゴーラン 2246 55 94
7 11 インディジェナス 2247 57 97
8 9 ホワイトハート 2249 57 96
9 13 ウイズアンティシペイション 2254 57 93
10 2 アメリカンボス 2256 57 91
11 15 ダイワテキサス 2259 57 89
12 3 キャグニー 2263 57 87
13 14 パオリニ 2263 57 87
14 5 トゥザヴィクトリー 2305 55 56
15 12 ティンボロア 2309 57 57

馬場指数:−1.36

枠連 3− 4¥   580  2人気
馬連 4− 6¥   710  2人気
ワイド  4− 6¥   340  2人気
 6−10¥ 1,190 10人気
 4−10¥   790  5人気


 馬場指数は前日のJCダートと同様、速いタイムの期待できる−1.36と算出された。スタート直後に各馬とも相手の様子を伺う様な感じになったため、ペースは余り速くならなかった。1,000m通過61秒6、前後半6F・73秒1−70秒7。前後半を比較すると後半の方が2秒4も速いということはかなりのスローペースであったということである。

 ジャングルポケットはスタートして100mぐらいの所でちょっと前が狭くなったため、結果として馬群に閉じこめられる形になったが、結果としてこれが最後の爆発的な末脚につながった。4角では馬なりで先頭とはそれ程差のない、しかも馬場の中央に持ち出したのは鞍上のテクニック。後は末脚を信じて追い出し、先に抜け出したディフェンディング・チャンピオン、テイエムオペラオーをクビ差交わして快勝。力でねじ伏せる様なシーンだったが、スローペース故指数は99と低調。
 テイエムオペラオーは先に抜け出した時点ではいつも通りの横綱相撲を見せるかと思われたが、最後に交わされたのは力が落ちてきている証拠だろう。だが、ジャングルポケットとは2kgの斤量差があるので、指数的にはこの馬が最も高い103という指数値になった。
 3着のナリタトップロードは終始後方からレースを進め、馬の機嫌を損ねない様に乗っていたのが印象的だった。スローペースだからといって前に行けないのがこの馬の泣き所で、乗り方としては間違っていないと思うが、前2頭とは着差以上に力の差を感じた。

 前日のJCダートと同じく、掲示板は日本馬で独占された。この程度の相手では、やはり地の利の方が上回るのだろうか。日本馬が強くなったことを喜ぶ声が多いが、それよりも強い外国馬が来なくなったことの方が悲しくて仕方がなかった。日本の馬も、もっと外国に出て行かなくてはいけない。そう強く感じたJCだった。


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