2001年 ジャパンカップダート レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 9 クロフネ 2059 55 113
2 8 ウイングアロー 2070 57 109
3 1 ミラクルオペラ 2071 57 108
4 3 ノボトゥルー 2072 57 107
5 4 プリエミネンス 2074 55 102
6 11 リージェントブラフ 2076 57 104
7 2 ワールドクリーク 2078 57 103
8 14 リドパレス 2081 57 100
9 10 ジェネラスロッシ 2082 57 99
10 16 ハギノハイグレイド 2083 57 99
11 7 ディグフォーイット 2084 57 98
12 5 ミツアキサイレンス 2089 57 94
13 6 オンワードセイント 2096 55 85
14 15 レギュラーメンバー 2111 57 78
15 12 アエスクラップ 2121 57 70
16 13 キングオブタラ 2137 55 54

馬場指数:−1.51

枠連 4− 5¥   520  2人気
馬連 8− 9¥   540  2人気
ワイド  8− 9¥   260  2人気
 1− 9¥   430  4人気
 1− 8¥   610  5人気


 馬場指数は−1.51。通常より1秒51速いタイムの出る馬場であった。レースは逃げると思われたレギュラーメンバーが控えたため、淡々とした流れになった。スタート直後の100mを除いた前後半1000mは59秒1ー59秒4。平均的な流れに見えるが、G1としてはむしろややスローペースだったかもしれない。

 勝馬のクロフネは前走と同じく3角から大外を捲り、4角先頭からメンバー中最速(ウイングアローと同じ)の35秒8の脚でまとめられては、後続には為す術はない。勝ちタイムはレコードの2分5秒9という芝並みの速いタイムであった。これだけのタイムで走ったクロフネの指数がどの位出ているのか大変興味深かったのだが、馬場指数が良すぎるため平凡な113という値になった。見た目の強さの割には指数値が低い原因を調べてみたところ、馬場指数を計算する対象のレースがこのレースを含めて2レースしかないため、基準値がJCダートの勝ちタイムに近い値になってしまったことが原因ということが分かった。修正して計算し直せば130を超える指数が出ると思われるが、それにしても何という強さか!。
 2着のウイングアローも良く追い込んでいるが、勝馬と同じ脚色では届かない。上がりタイムだけを見ると4角での位置取りの差が最後の着差になった様だが、クロフネと同じ競馬をしても勝てたかどうかは疑問。今回ばかりは勝馬の強さに脱帽するしかない。
 3着はミラクルオペラ。4走前の東海Sで出した133という驚異的な指数が伊達ではなかったことを証明した。4角ではウイングアローとほぼ同じ位置だったが、上がり3Fが0.1秒だけ及ばなかった(上がり35秒9)。
 外国馬勢は一体どうしてしまったのだろう。最有力と見られたリドパレスは4角では既に手応えが怪しくなっていたし、他の馬達は見る影もなかった。輸送の不利もあるが、馬場適性もあるのだろうか。リドパレスは追い切りでは芝並みのタイムを出していて、馬場適性はあると思ったのだが...

 外国の強豪を倒して勝ったクロフネは、もはや日本で走るべきではない。来年は是非ドバイで、その強さを世界中に見せつけて欲しい。


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