2001年 阪神ジュヴェナイルフィリーズ レース回顧

着 順 馬 番 馬 名 タイム 斤 量 指 数
1 8 タムロチェリー 1351 54 93
2 2 アローキャリー 1352 54 92
3 3 オースミコスモ 1352 54 92
4 11 キタサンヒボタン 1353 54 91
5 14 マイネヴィータ 1353 54 91
6 4 チャペルコンサート 1354 54 90
7 12 カネトシディザイア 1354 54 90
8 7 ヘルスウォール 1356 54 88
9 9 ブライアンズイブ 1357 54 87
10 10 シェーンクライト 1358 54 86
11 13 オメガグレイス 1358 54 86
12 16 フォルクローレ 1359 54 85
13 18 ツルマルグラマー 1359 54 85
14 5 ミニーチャン 1361 54 83
15 15 テイエムハーバー 1362 54 82
16 17 マイネノエル 1362 54 82
17 1 シーバスビコー 1370 54 73
18 6 ワイドパッション 1376 54 67

馬場指数:+1.39

枠連 1− 4¥ 4,330 18人気
馬連 2− 8¥25,350 60人気
ワイド  2− 8¥ 5,120 59人気
 3− 8¥ 1,680 18人気
 2− 3¥ 2,730 29人気


 荒れた阪神の馬場は、+1.39という馬場指数が算出された。これは通常より1.39秒遅いタイムの出る馬場という意味。逃げ、先行馬が揃ったためペースはハイペースになった。1000m通過59秒4というタイムを見るとそうでもない感じがするが、馬場指数を考えると速いといって間違いない。前後半4Fも47秒3−47秒8と、後半がやや時計がかかっている。

 タムロチェリーは好スタートを切ったが最初から控える作戦か、馬なりで馬群の中団10番手に位置し、終始外々を通る展開。馬場の悪い所を通らせないで終いの脚にかけるという作戦が見事はまった。またハイペースになったのも、追い込みにかけるこの馬に身方した。だがペースの的確な判断、追い出しのタイミングは全て鞍上の技術によるもの。指数値の93は2歳馬としては大変優秀。ハイペースで高い指数値が誘発されたとはいえ、ここ数年ではダントツのトップである。
 2着のアローキャリーはハイペースの中粘っての2着だから評価できる。中央デビュー戦、2走目とも高い指数値を出していたため、このメンバーでも相手になると高く評価をしたがその通りの結果になった。大変スピードのある馬で、また2枚腰の逃げ馬。来年が楽しみな一頭である。
 1番人気のキタサンヒボタンは4着。道中かかる素振りを見せたりして折り合いを欠いた面はあったと思うが、もっと思い切って前に行った方が良かったかも知れない。だが、結果的には人気ほど実力が抜けた存在ではなかったということだと思う。

 殆どの馬が80後半から90台と、大変高い指数値を出しており、もしかしたらここ数年で最もレベルの高い世代かも知れない。そんな期待を持たせる結果となった。だがそれにしても3週連続ペリエに勝たれるとは...


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